アウディ『A3』改良モデルの発表間近!? 最後のエンジン搭載モデルか

アウディ S3 セダン 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)
アウディ S3 セダン 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)全 11 枚

アウディの主力コンパクトモデル『A3』。第4世代となる現行型が登場してから3年あまりが経過し、改良モデルの開発が進行中だ。最新のA3ファミリーは、フォルクスワーゲングループの前輪駆動プラットフォーム「MQB」のアップデートバージョンを採用している。同じプラットフォームを採用するVW『ゴルフ』とは実質兄弟モデルにあたり、ほぼ同じタイミングで大幅改良となることが見込まれている。

今回スクープしたプロトタイプはセダンタイプで、「S」バッジの付いたブレーキキャリパー、4本出しのマフラーから「S3セダン」と見られる。

カモフラージュが施されているものの、フロントグリル内のメッシュパターンは大きくなり、グリル自体が薄くワイド化されていることがわかる。またコーナーエアインテークの形状やメッシュも刷新され、バンパー下部には台形のインテークが配置されている。ヘッドライト内部は偽装で見えないが、LEDデイタイムランニングライトのグラフィックが新設計されるのは確実。フロントマスクの印象はかなり変わりそうだ。

アウディ S3 セダン 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)アウディ S3 セダン 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)

リアセクションはフェンダーからバンパー、そしてテールランプにカモフラージュが施されている。バンパーコーナーには水平から垂直に変更されたリフレクターが配置され、コーナーアウトレットが削除されよりシンプルな形状になっていることがわかる。テールランプのグラフィックも変更され、フロントと同様に違った表情を見せてくれるだろう。

インテリアでは、現在の12.3インチ・インフォテイメントシステムスクリーンがさらに大型化される可能性がある。

現行型S3のパワートレインは、最高出力306ps、最大トルク400Nmを発揮する2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載している。改良モデルのスペック情報は掴んでいないが、VWゴルフが出力向上を果たすという情報があり、A3およびS3もさらなるパワーアップが期待される。

A3ファミリーの改良は、早ければ2023年内にもお披露目となるだろう。高性能モデルのS3は2024年以降と予想される。完全電動化をめざすアウディは、2027年に次世代「スケーラブル・システム・プラットフォーム」を採用する、フルエレクトリック(BEV)版のA3を投入予定だ。つまり今回の改良が、最後の内燃機関を搭載するA3ファミリーということになるだろう。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  3. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  4. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る