自工会次期会長にいすゞの片山会長が就任へ…2024年1月から新体制スタート

いすゞ自動車の片山正則社長
いすゞ自動車の片山正則社長全 4 枚

日本自動車工業会は11月22日の理事会で豊田章男会長の後任として、現副会長の片山正則(いすゞ自動車会長)の就任を決めた。片山副会長を除く6名の副会長は留任し、2024年1月から片山新会長のもと新体制がスタートする。

自工会会長はこれまで豊田氏が会長を務めるトヨタ自動車、ホンダ、日産自動車の3社の首脳が輪番制で務めてきたが、商用車メーカーの首脳が就任するのは今回が初めて。

豊田会長は理事会後の会見で、「今2024年問題を始め物流、商用領域が大きなテーマになっている。この物流、商用領域は運行管理やエネルギーマネジメントなど未来に向けて、みんなが協力すべきテーマが多く、納期を明確にしやすいという特性がある。課題と納期が明確になれば解決のための行動につながる。そしてその行動はカーボンニュートラルに向けた乗用車、二輪車の将来の取り組みにもつながっていく」と指摘。

その上で「今回の理事会では喫緊の課題である物流、商用領域に全員で取り組むことが、未来への重要な一歩になるとの認識のもと、大型車の世界で豊富な経験を持つ、いすゞの片山さんに次期会長をお願いしたということになった」と明かした。


《小松哲也》

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  3. これで公道走行可能だと? BMW『M2 トラック・パッケージ』がニュルに出現!
  4. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
  5. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る