『ヤリスクロス』改良新型に「GR SPORT」、ハイブリッドは132馬力にパワーアップ…欧州先行発表

トヨタ・ヤリスクロス GR SPORT の2024年モデル(欧州仕様)
トヨタ・ヤリスクロス GR SPORT の2024年モデル(欧州仕様)全 10 枚

トヨタ自動車の欧州部門は11月21日、小型SUV『ヤリスクロス』(Toyota Yaris Cross)の2024年モデルに、スポーティ仕様の「GR SPORT」を設定すると発表した。

トヨタ・ヤリスクロス GR SPORT の2024年モデル(欧州仕様)トヨタ・ヤリスクロス GR SPORT の2024年モデル(欧州仕様)

ヤリスクロスGR SPORTの2024年モデルには、従来の「ハイブリッド115」に代えて、「ハイブリッド130」を搭載する。1.5リットル直列3気筒ガソリンエンジンには、大型でパワフルな電気モータージェネレーターを備えた新しいトランスアクスルを装備した。

パワー・コントロール・ユニット(PCU)も再チューニングされ、システム全体のパワーは116hpから132hpへと14%引き上げられた。モーターのトルクも全回転域でアップしており、最大トルクは14.4kgmから18.8kgmへと30%高められた。0~100km/h加速は10.7秒と、従来よりも0.5秒短縮。80~120km/hの追い越し加速も0.4秒速い8.9秒を実現した。

トヨタ・ヤリスクロス GR SPORT の2024年モデル(欧州仕様)トヨタ・ヤリスクロス GR SPORT の2024年モデル(欧州仕様)

ダッシュボード中央のマルチメディアタッチスクリーンは、10.5インチに拡大した。また、ドライバー正面のコンビメーターは、12.3インチを装備する。スマート、カジュアル、スポーティ、タフの4つのスタイルから、好みの表示が選べる。

2024年モデルでは、騒音と振動を低減するためのさまざまな対策が追加されている。左側のエンジンマウントにダイナミックダンパーを追加し、インテークホースにレゾネーターを装着した。インナーダッシュサイレンサーを1層から3層構造に変更。カウルトップサイレンサーにフェルトを追加する。さらに、風切り音やロードノイズ対策として、フロントガラスとリアガラスに厚めのガラスが採用されている。

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《森脇稔》

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