上野動物園がモノレールに代わる乗り物公募 参加表明は12月28日まで受け付け

恩賜上野動物園における新たな乗り物等の整備運営について
恩賜上野動物園における新たな乗り物等の整備運営について全 2 枚

 東京都は2023年11月24日、恩賜上野動物園における新たな乗り物の公募について公表した。廃止予定のモノレールの代替となる乗り物の整備に向け、新たな乗り物の企画提案を募集する。質問書は12月8日まで、参加表明は12月28日まで受け付ける。

 上野動物園モノレールは、正式名称「上野懸垂線」という日本で最初に開業したモノレール。動物園の遊技施設ではなく、鉄道事業法に基づく交通機関として東京都交通局の運営により営業運転を行っていたが、車両の経年劣化の状況を踏まえ2019年11月1日から運行を休止。今回、廃止となる見通しとなった。

 東京都は、恩賜上野動物園のさらなる魅力の向上や安全で快適な移動手段の確保を図るため、廃止予定のモノレールの代替となる新たな乗り物を整備することを目指しており、11月24日に公募の実施要領を公表。新たな乗り物の企画提案の募集を開始した。

 募集するのは、新たな乗り物の車両またはそれに類するもの、支柱、桁、基礎、乗り場(プラットホーム機能のみの簡易なものを想定)およびその他付帯施設・設備など。

 公募参加の条件は、都指定の条件を満たす法人、またはそのほかの団体、複数の法人などによって構成される連合体であること。今後は、12月8日まで質問書を受付、12月22日までに質問書への回答を実施。参加表明書の提出を12月28日まで受け付ける。その後、2024年1月4日から2月2日までの期間に企画提案書を受付、3月上旬にヒアリングを実施し、3月下旬に乗り物の選定および結果発表を行う予定。

 質問書の提出はメールまたは郵送とし、電話にて到達確認を行うこと。参加表明書は郵送または持参、企画提案書は郵送で受け付ける。なお、原則、締切日当日の午後5時必着。実施要領など、詳細は東京都建設局のWebサイトで確認できる。

上野動物園、モノレールに代わる乗り物公募…12/28まで

《畑山望》

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