クルマの長期保有が進み「パーツ洗浄関連」サービスに注目が集まる…オートアフターマーケット九州2023

クルマの長期保有が進み「パーツ洗浄関連」サービスに注目!【AA九州2023】
クルマの長期保有が進み「パーツ洗浄関連」サービスに注目!【AA九州2023】全 6 枚

九州エリアを中心に、幅広い自動車アフターマーケット事業者を対象にしたビジネス専門展示会として11月11日と12日に福岡県福岡市で開催された『オートアフターマーケット九州2023(AA九州2023)』では、洗車やコーティングなどクルマの見た目を綺麗にするような美装関連の出展のほか、クルマの長期保有化で注目を集めるパーツ洗浄関連のサービスや商材も出展された。

株式会社マツキ「EZブラスト」

自動車用機械工具の卸販売を行う株式会社マツキのブースで実演が行われていたのが、重曹由来のマジックパウダーを使用するブラスト「EZブラスト」である。本製品は、吹き付ける粉体(メディア)に人体に無害で水に溶ける性質を持つ重曹メディアを使用することで、高効率で低リスク、かつ環境に配慮したブラスト洗浄を行うことが可能だ。足回りやエンジン回りの洗浄、車体の汚れやサビ、油成分の洗浄、塗装剥離、整備・修理時の部品洗浄など幅広い用途で使用できる。

ヤマト自動車株式会社「くるみブラスト・エアーパルス洗浄機セット(JTC Auto Tools)」

ヤマト自動車株式会社のブースに展示されていたのが、JTC Auto Toolsの「くるみブラスト・エアーパルス洗浄機セット」だ。インテークバルブに堆積するカーボンを“くるみ殻粒”をエアーで噴射しながらクリーナーで回収することでエンジンの不調を解決する。特にカーボンが堆積しやすいと言われるBMWやMINIに威力を発揮する。

屋外実演コーナー(株式会社ランテル)「ドライアイススクリーナー GT-22(グリーンテックジャパン)」

また屋外では、ドライアイス洗浄の実演コーナーが設けられ株式会社グリーンテックジャパンが今年10月に発売したモバイルコンパクトな業務用ドライアイススクリーナー「GT-22」を使用した実演が行われていた。同クリーナーの特徴は、水ではなく、超微粒子のドライアイスパウダーを噴射して洗浄する点。ドライアイスが気化するため不要物が残らず濡れない。金属やプラスチック、ゴム、ガラスなどを傷つけず、やさしく洗浄できるところもポイントとなっている。


クルマの長期保有化が進むなか、本来持つ自動車の性能を維持、あるいは取り戻すための作業の需要も高まってきている。自社の車検や整備に付加価値をつけるようなメニューを加えてみてはいかがだろうか。

クルマの長期保有が進み「パーツ洗浄関連」サービスに注目!【AA九州2023】

《カーケアプラス編集部@市川直哉》

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