マツダ、AIを活用したイノベーションを推進…設計と開発を仮想化へ

AI(人工知能)を活用した自動車技術の設計・開発のイメージ
AI(人工知能)を活用した自動車技術の設計・開発のイメージ全 3 枚

英国のSecondmindは11月28日、マツダとの戦略的パートナーシップを拡大し、複雑化する自動車技術の設計・開発に対応していくため、AI(人工知能)を活用したイノベーションを推進することで合意した、と発表した。

Secondmind は2016年、英国に設立された。自動車業界が良い車をより早く開発し、サステナビリティを実現することに対して、機械学習を通じて寄与することを目指している。実践的な機械学習の研究と技術を基盤とし、研究者やデータサイエンティスト、機械学習エンジニアが開発するSecondmindのソリューションは、自動車のCASE化に伴い複雑化する制御技術設計を支援している。

Secondmindは今回、マツダとの戦略的パートナーシップを拡大した。これにより、車両設計開発のシステムエンジニアリングと検証プロセスをサポートするソリューションの研究開発と量産適用を中心に活動を行う。また、高度で複雑な課題を克服した戦略的なアプリケーションに重点を置き、設計と開発の仮想化を通じて、それらにかかる時間とコストの効率化を目指す。

Secondmindが実施した新たなシリーズB2資金調達ラウンドに、マツダもパートナーシップ拡大の一環として参加する。今回の提携の拡大では、3年にわたる提携関係に加え、マツダの先端AIの先行研究やそれを担う人材の育成においても協力関係を深めていく。Secondmindは、英国ケンブリッジのAI業界への案内役として、自動車工学に最先端のAI技術を適用する研究分野でマツダに協力する。


《森脇稔》

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