<新連載>[低音増強でカーオーディオはもっと楽しくなる]「小型・薄型パワードタイプ」のチョイスのポイントを解説!

「小型・薄型のパワードサブウーファー」の一例(DLS・ACW68)。
「小型・薄型のパワードサブウーファー」の一例(DLS・ACW68)。全 3 枚

カーオーディオでは、低音再生の専用スピーカーである「サブウーファー」が使われることが多い。当特集では、その理由から製品の選び方、そして使い方までを紹介していこうと試みている。今回は、「小型・薄型のパワードサブウーファー」の選び方を解説していく。

【画像全3枚】

まずチェックすべきは「価格」と「サイズ」。そしてその次には…。

早速本題に入ろう。「小型・薄型のパワードサブウーファー」の選び方でまずポイントとなるのは、前回の記事でも触れたとおり、「価格」と「サイズ」だ。国産・輸入を問わずさまざまなメーカーから製品がリリースされていて、価格差もそこそこにある。10万円を超えるほどの高級機はほぼないが、例えば2万円の機種と8万円の機種とでは価格が4倍も離れるので、性能差も相応に開く。なので性能にこだわりたければ、少し背伸びをして予算の許す範囲内で上級機に手を伸ばしたい。

とはいえ、「小型・薄型のパワードサブウーファー」は導入のハードルが低いことも利点だ。ゆえにそこを重んじるのもアリだ。そうであれば敢えてリーズナブルなモデルを選択しても良い。

そして「小型・薄型のパワードサブウーファー」はインストール性が高いこともメリットだが、シート下のスペースの広さは車種によって異なる。かくして、そこに入るかどうかのチェックはマストだ。

この2点を踏まえつつ、他にはどこをチェックすれば良いのかと言うと…。

次にチェックしたいのは、「電源配線作業のしやすさ」だ。「信号配線」の手間も同梱パーツの内容によって変わってくるが、それ以上に「電源配線作業のしやすさ」は、大きな違いと成り得てくる。

「小型・薄型のパワードサブウーファー」の一例(DLS・ACW68)。「小型・薄型のパワードサブウーファー」の一例(DLS・ACW68)。

「バッ直」をした方が音的には有利。しかし必ずしもしなくても良い!?

というのも、「サブウーファー」を鳴らすパワーアンプは比較的に大きな電力を必要とする。なので、「電源配線」は基本的に「バッ直」と呼ばれる方法にて行いたい。なおこれはつまり、車両のメインバッテリーから直接プラス電源線を引き込むという接続法のことを指す。そうすることで安定的な電力供給が行えるので、音質的にプラスに働く。

しかしながら「バッ直」は手間がかかる。車両によって難易度に差が出るが、やっかいな場合もありそうであるとその分取り付け工賃もかさんでしまう。

でもリーズナブルな製品の中には、プラス電源は車内のしかるべき場所から取れば良いと取説に記されているものもある。そうであっても「バッ直」をした方が音的に有利だが、しなくても取り付けられるのであればしないという選択肢を取るのはアリだ。結果、導入コストを抑制できる。

そしてそれに続いてチェックしたいのは、「振動板の口径」だ。口径が大きくなればなるほど重低音の再生が得意になるので、より迫力のあるサウンドを楽しめる可能性が高まる。

「小型・薄型のパワードサブウーファー」の一例(DLS・ACW68)。「小型・薄型のパワードサブウーファー」の一例(DLS・ACW68)。

同一ブランド・同一系統のモデルについては、「口径」違いでサウンドも変わる!

とはいえ振動板の口径が大きくなれば筐体サイズも大きくなるので、シート下に入らなくなるケースも出てくる。また、「口径」以外の部分でも鳴り方が変わるので、「口径」だけに執着する必要はない。ただ同一ブランドの同一系統のモデルを比べるときには、「口径」違いでサウンド的な特徴も変わってくる。そうであることは覚えておきたい。

あとは、ボディの「堅牢さ」も確認できると安心だ。店頭ですべての機種を確認できるわけではないが、ボディが華奢だと大きな音量で鳴らしたときにボディ自体が共振する。そうなるとボディから異音が出てサウンドを濁らせる。なのでできるだけ「堅牢」なモデルの方が、より良いパフォーマンスを発揮しやすい。

それ以外では「スペック」も気になるところだが、「スペック」は参考程度に見るにとどめればOKだ。各数値を一概には横並びにして比較できないからだ。ただ「再生周波数帯域」は一応チェックしておこう。中には、超低音再生はあきらめて合理性を重んじたモデルもある。それも使いようによっては良好な再生能力を発揮するが、再生レンジは狭めとなる。

今回は以上だ。次回は「小型・薄型のパワードサブウーファー」の使い方のコツを解説する。お楽しみに。

《太田祥三》

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