魅惑のクーペデザイン。ルノーアルカナから感じる新たな価値観を体験する

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魅惑のクーペデザイン。ルノーアルカナから感じる新たな価値観を体験する
魅惑のクーペデザイン。ルノーアルカナから感じる新たな価値観を体験する全 47 枚

先日ゴルフ仲間からラウンド中に「ルノーアルカナってどうですか? 買い替えの候補なんです」と話しかけられた。普段あまりクルマの話をする関係ではないので少し驚いた。そしていきなりルノーである。「なぜルノー?」ていうのが正直な印象だ。

友人がルノーアルカナを購入候補にしていた訳とは
輸入車燃費No.1という事も大きな魅力となっている

ルノー アルカナ E-TECHエンジニアード フロントエクステリアルノー アルカナ E-TECHエンジニアード フロントエクステリア

アルカナを選択肢に入れている理由に彼はまず燃費を気にしていた。そしてハイブリッドに興味があるようだ。たしかにアルカナに搭載されているハイブリッドシステムのE-TECHは輸入車の中で燃費No.1と言われている。さらにはクルマ自体の金額も当然気にしている。400万円台の輸入SUVは確かに競争力がある。最近はひと声500万円以上ってモデルが多いからね。その中じゃ目立っている。

ルノー アルカナ E-TECHエンジニアード リアエクステリアルノー アルカナ E-TECHエンジニアード リアエクステリア

ただ、それらは二次的な理由で一番の理由はスタイリングだと思った。まずは見た目が好みでなければ燃費だって値段だって調べないはずだ。それを帰りの駐車場で確信した。彼が乗っていたのは欧州車で、聞けばもう10万キロに達するらしい。かなり気に入っているのは間違いないだろう。それに燃費を気にしているのもわかった。仕事柄全国のゴルフ場へ足を運ぶ機会が多いようだ。

ルノー アルカナ E-TECHエンジニアード サイドエクステリアルノー アルカナ E-TECHエンジニアード サイドエクステリア

彼が所有する欧州車の流れるようなルーフラインとルノーアルカナのデザインはどこか通じるものがあると思う。言うなれば、全体的に柔らかい曲線だ。ここ数年4ドアクーペやSUVクーペがこうしたラインを用いているが、それとも少し違う。空気抵抗値に重きを置く計算されたラインでもありながらデザイン優先の有機的な柔らかみを感じさせる。同じ曲線でもいろいろあるんだなって思わせる曲線だ。

ルノーアルカナはデザイン性が非常に高く
このクルマを所有する喜びを与えてくれる

ルノー アルカナ E-TECHエンジニアードルノー アルカナ E-TECHエンジニアード

ルノーアルカナにはそもそも昨年1月日本での販売を開始して以来好意を持っている。理由はまさにそのデザインで、クーペライクなフォルムが気に入っている。スポーティでありながらエレガントさを兼ね備えているのがポイントだ。スポーティでワイルドなSUVクーペは他にたくさんあるが、それとは別のベクトルにある気がする。

ルノー アルカナ E-TECHエンジニアード ルノー アルカナ E-TECHエンジニアード 

思うにそれはフランス流SUVクーペの解釈かもしれない。キーワードはまさに“スポーツ&エレガント”で、この言葉はファッション業界ではフツーに使われている。特にメゾン系ハイブランドがそうで、エルメスやルイヴィトンあたりがそういったラインナップを見せる。カジュアルなコレクションの中で、スニーカーやブルゾン、パンツに“スポーツ&エレガント”を取り入れているのだ。かつてファッション誌の編集長をしていた時、何度かそんな特集を組んだことがある。アルカナにはそこに通じるセンスを感じる。

トレンドを押さえたエレガントなデザインと
走る喜びを感じさせてくれるパワーユニットが秀逸

ルノー アルカナ E-TECHエンジニアード フロントエクステリアルノー アルカナ E-TECHエンジニアード フロントエクステリア

アルカナのデザインを具体的に説明すると、全体的なフォルムが“スポーツ&エレガント”である他に、前後のバンパーや斜めのグリル、エキゾーストエンドあたりがスポーティに仕上がっている。迫力を醸し出すそこはカーデザインのトレンドと言えよう。

ルノー アルカナ E-TECHエンジニアード リアエクステリアルノー アルカナ E-TECHエンジニアード リアエクステリア

でもって、ルーフラインやキャラクターライン、それとリアコンビネーションランプなどにエレガントさを感じる。しかもあえて派手さを抑えているところがアンダーステイトメントで好感を得る。特に今回ステアリングを握ったE-TECHエンジニアードはブラックのボディにゴールドのアクセントがエレガントさを強調する。ゴールドを差し色にするところはさすがだ。

ルノー アルカナ E-TECHエンジニアード エンジンルームルノー アルカナ E-TECHエンジニアード エンジンルーム

では乗り換えの相談をした彼が気にしていた燃費はどうなのだろう。それについてはまずこのクルマのハイブリッドシステムを知る必要がある。1.6リッター直4ガソリンエンジン(自然吸気)+モーターで駆動させるこのシステムはとてもユニークなのだ。このハイブリッドシステムは2つのモーターを持つ。ひとつはフロントアクスル駆動用の大型Eモーターで、もうひとつはHSG(ハイボルテージスターター&ジェネレーター)モーターと呼ばれるエンジン側に付くコンパクトサイズのものだ。

ルノー アルカナ E-TECHエンジニアード ルノー アルカナ E-TECHエンジニアード 

そのパワーユニットにドッグクラッチマルチモードATと組み合わせ、ひとつのシステムとして機能させる。このATは長年ルノーがF1で培ってきたノウハウを市販車用に取り入れたものだ。一般的なクラッチやシンクロナイザーを使わず、ダイレクトにクランクシャフトの動きを噛み合わせる。ギアはエンジン側に4つ、駆動用モーター側に2つ備える。それぞれの組み合わせで12通りの変速比が使えるそうだ。

モータージャーナリスト 九島辰也氏モータージャーナリスト 九島辰也氏

走りは、出だしはほぼモーターからスタートし、中速域ではエンジンとモーターを組み合わせたシリーズハイブリッドになる。そして高速域では燃費効率のいいエンジンを主としモーターが加速時にアシストする。言いたいのはこれが効率よく、かつドライバーに気持ちよく働くこと。主役のエンジンはスムーズに回り、モーターはそこに自然なフィーリングで介入する。なかなかグッドなセッティングだ。きっと彼ら特有のギアボックスが役に立っているのだろう。各種センサーをそこに装着することで、ギアボックスから適切な指示を2つのパワーソースに出している。

ルノー アルカナ E-TECHエンジニアード ルノー アルカナ E-TECHエンジニアード 

気になる燃費はカタログ上の市街地モード(WLTC-L)で22.8km/Lで、高速道路では少しだけさらによくなる。このクラスのSUVとしては立派だ。で、実際もこれに近く20km/L以上の数字をインジケーターが表示していた。まぁ、高速道路を多く含むがリアルにこのくらいの数値なのは確かだ。より燃費走行に徹すれば、さらによくなるのは明らかである。

ルノー アルカナ E-TECHエンジニアード ルノー アルカナ E-TECHエンジニアード 

というのが今回のテストドライブ。ルノーアルカナはこれまで通り気持ちよく走ってくれた。乗り心地もフランス車らしく快適で、キャビンはほぼフラットライドなのを付け加えておこう。これなら振動は少ないのでクルマに酔いやすい人もイケるかもしれない。クーペスタイルだがリアシートのスペースも問題なしだ。

ルノー アルカナ E-TECHエンジニアード ルノー アルカナ E-TECHエンジニアード 

でも決め手はやはりデザインだと思う。カッコいいフォルムと差し色のゴールドを気に入ればそれで十分。この辺のセンスは他ブランドにはないからね。そこはフランスのいいところがしっかり表現されていると言っていいだろう。アルカナに乗ればドライバーをオシャレな人に格上げしてくれる。そんな期待をしちゃう一台だ。

ルノー アルカナ E-TECHエンジニアードの詳細はこちら

《九島辰也》

九島辰也

九島辰也|モータージャーナリスト 外資系広告会社から転身、自動車雑誌業界へ。「Car EX(世界文化社 刊)」副編集長、「アメリカンSUV(エイ出版社 刊)」編集長などを経験しフリーランスへ。その後メンズ誌「LEON(主婦と生活社 刊)」副編集長なども経験する。現在はモータージャーナリスト活動を中心に、ファッション、旅、サーフィンといった分野のコラムなどを執筆。また、クリエイティブプロデューサーとしても様々な商品にも関わっている。趣味はサーフィンとゴルフの“サーフ&ターフ”。東京・自由が丘出身。

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