フォルクスワーゲン、2026年の利益目標6.5%達成へ大胆改革

新しいフォルクスワーゲンモデルの開発時間は、50か月から36か月に短縮されるという
新しいフォルクスワーゲンモデルの開発時間は、50か月から36か月に短縮されるという全 2 枚

フォルクスワーゲンは、2026年の利益目標6.5%達成に向けた「アクセラレート・フォワード/ロード・トゥ・6.5」プログラムの重要な節目を迎えた。12月19日、経営陣と従業員代表は、会社の効率化を図るための主要なポイントで合意に達したと発表した。この3年間のプログラムの目的は、フォルクスワーゲングループの主力ブランドの競争力を確保し、長期的に持続可能な未来を実現することだ。

フォルクスワーゲンブランドは、2026年までに総額1兆円の利益を上げることを目指している。これは、インフレや原材料費の上昇などのマイナス要因を補うためだ。2026年には、営業利益率が6.5%に持続的に改善することが期待されている。フォルクスワーゲンブランドは、このプログラムが2024年までに最大で4千億円の利益をもたらすと予想している。

この目標を達成するために、会社はプログラムの3つの焦点領域、すなわち材料と製品のコストの最適化、固定費と製造費の削減、収益の増加に注力している。また、会社と従業員代表は、人員と労働コストを削減するための人員削減策についても合意に達した。

この措置は、フォルクスワーゲン全体で適用される。具体的には、2024年1月から、会社は1967年生まれの全従業員(および1968年生まれの重度の障害を持つ従業員)に対して部分的な退職制度を拡大し、特に管理職の人件費を削減する。


《レスポンス編集部》

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