ルネサス、車載AIソフトウェア開発を加速する「AI Workbench」をリリース

・ルネサスが車載AIソフトウェア開発環境「AI Workbench」をリリース

・マイクロソフトのクラウドプラットフォーム「Azure」を活用

・2024年1月より限定プレビュー版を提供開始

ルネサスエレクトロニクス「AI Workbench」
ルネサスエレクトロニクス「AI Workbench」全 1 枚

ルネサスエレクトロニクスは、車載AIソフトウェアをクラウドで迅速に開発、評価できる開発環境「AI Workbench」をリリースすると発表した。ユーザーは、パソコンに開発ツールをインストールしたり、評価ボードを入手することなく、クラウドプラットフォームであるマイクロソフトの「Azure」の高性能なコンピューティングリソース等を活用して、車載AIソフトウェアの開発をすぐに始めることができる。

この開発環境は、単にクラウド上にあるだけでなく、ハードウェアの無い初期段階からソフトウェアの開発、評価ができる「シフトレフト」を実現するもの。開発中の第5世代R-Car SoC向けの、ADASや自動運転をサポートするAIアプリケーション用ソフトウェアの開発も可能だ。

ルネサスのHPCソフトウェアAI統括部、統括部長のマンダリ・カレシーは、「マイクロソフトとの協業により、車載AIエンジニア向けにクラウドベースの仮想開発環境とAIモデルの性能テスト環境を構築できたことを嬉しく思う」と述べた。


《レスポンス編集部》

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. 取り付け約10秒、カーメイトが『カローラクロス』『メルセデスベンツ』各車純正ミラー専用設計の「ワイドリアビューミラー」を発売
  5. 次期トヨタ『ハリアー』は新エンジンの恩恵でフォルムが大変化…スクープ記事ベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る