アメリカンラグジュアリー、クライスラー『300』が生産終了…68年間の栄光

1955 Chrysler 300
1955 Chrysler 300全 15 枚

クライスラー300』の生産が、2023年型をもって同年12月31日にブランプトン工場で終了した。1955年に初めて登場したクライスラー300は、何十年にもわたりアメリカの豪華さとパフォーマンスを象徴してきた車名だった。

1957年に登場したクライスラー300Cは、392立方インチ、375馬力のHEMIエンジンを標準装備とし、300ラインのマイルストーンとなった。しばらくのモデル休止を挟んで2005年に再登場した300では、300Cモデルの復活とともに、50年ぶりのクライスラーブランドでのHEMIエンジン復活でもあった。排気量は5.7リットル、出力は340HPだった。

2011年型クライスラー300Cは出力を363HPに引き上げ、2023年型クライスラー300Cは出力485HP、トルク646Nm、0-60マイル/hまでの加速が4.3秒、1/4マイル加速が12.4秒、最高速度が257km/hという性能を発揮する。

クライスラーブランドのCEOであるクリス・フュエル氏は、「クライスラー300Cが真の自動車のアイコン、オリジナルのマッスルカーであり、大胆なアメリカンラグジュアリーを代表するレガシーとして、クライスラーは誇りに思っています。ブランプトンのチームメンバーとともに最後のHEMIパワー300Cのラインオフを祝いつつ、クライスラーがステランティスの『Dare Forward 2030』戦略の一部を担って持続可能な全電動の未来へと進むことにも興奮しています」と述べている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. ホンダ『CB1000F SE コンセプト』を世界初披露! カウルが付いてネオレトロ感アップ、MSショーからの変更点もチェック!
  5. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る