能登半島地震の生産における影響を検討していたトヨタ自動車は、1月15日週も引き続き、国内の完成車工場を予定通り稼働させることを発表した(1月10日発表)。
地震の被災域外の在庫部品の活用と、被災工場の復旧めどを踏まえて決定したという。8日週も工場は稼働している。依然として現地では余震が続いており、トヨタでは引き続き、関係者の安全と地域の復旧を優先に、状況を確認していくという。
1月22日週以降については稼働を前提にしており、生産に影響がある場合のみ、別途予定を発表するとのことだ。
●幹線道路の被害状況
国土交通省が10日15時00分現在でまとめたところによると、直轄国道の通行止めは、国道8号・上越市茶屋ヶ原上下線、国道470号(能越道)・のと三井IC~穴水IC上下線の2路線、2か所。
補助国道は3路線、28か所で被害。国道249号において崩落を多数確認しており、道路復旧に向け自衛隊と連携して24時間体制で作業中。都道府県道等では65路線、83か所で被害。
緊急復旧率は半島内の主要な幹線道路で約8割、うち国道249号沿岸部は約5割となっている。