[カーオーディオ 逸品探究]コンペティターからの支持も厚い「クワトロリゴ」のアンプ、『TEMPO Series』の実力を分析!

クワトロリゴ・プレシジョン ツー
クワトロリゴ・プレシジョン ツー全 5 枚

カーオーディオ愛好家から羨望の眼差しを向けられている名機やロングセラーを続ける良品を毎回1つずつ取り上げ、それらが支持を得ている理由を紐解いている当連載。今回は、イタリア発のハイエンドブランド「クワトロリゴ」の実力パワーアンプにスポットを当てる。

【画像全5枚】

◆日本上陸を果たして数年で、世界戦略の見直しから名称を「クワトロリゴ」に変更!

「クワトロリゴ」は、日本にて紹介されたのが比較的に新しいブランドの1つだ。ちなみに日本上陸を果たした当初のブランド名は「シンフォニ」であったのだが、ほどなくして世界戦略の見直しから「クワトロリゴ」へと変更された。

なので日本国内ではその後しばらくの間、「シンフォニ/クワトロリゴ」というように新旧の名称が並記されることとなる。ようやく「シンフォニ」の名称が根付き始めていたからだろう。しかし近年は、「クワトロリゴ」に一本化されている。今ではこの名称も、十分に愛好家たちの間で浸透している。

ところで「クワトロリゴ」は、質の高いアイテムを擁する“ハイエンドブランド”というイメージが強めだ。実際、手頃なアイテムがないわけではなく、スピーカーには税抜価格6万円のミドルグレードモデルも存在している。しかし主体となるのはハイエンド機だ。特にパワーアンプにはエントリーラインは存在していない。

さらにいえば、ド級のスーパーハイエンドモデルも持っている。トップエンドラインとなる『ラ・プリマ シリーズ』には、2chモデルでありながら税抜価格が220万円という最高峰モデルまでもが顔を揃える。

で、それに続くのがこの『テンポ シリーズ』だ。「クワトロリゴ」のパワーアンプは現在、この2ラインにて編成されている。

クワトロリゴ・プレシジョン ワンクワトロリゴ・プレシジョン ワン

◆新『テンポ シリーズ』の登場により、「クワトロリゴ」の名が一層メジャーに!

なお『ラ・プリマ シリーズ』と比べると、この『テンポ シリーズ』は至って現実的な価格帯にある。決して廉価ではないものの、ハイエンドパワーアンプの中にあっては中庸だ。しかし、性能的には上級ハイエンドモデルと呼ぶべき実力を持っている。ゆえに、音にうるさいサウンドコンペティターからの支持が厚い。

ちなみに『テンポ』シリーズのパワーアンプは「クワトロリゴ」が日本上陸を果たした当初から存在していたが、2018年に現行モデルへとフルモデルチェンジされている。で、『テンポ シリーズ』のパワーアンプが人気を博すようになったのは、実はその後だ。ニューモデルの性能の高さが口コミで広まり、以後じわじわと愛用者を増やしていった。

そうして「クワトロリゴ」という名称も、徐々に浸透していく。その一翼を担ったのがまさしくこの、『テンポ シリーズ』だ。当シリーズが「クワトロリゴ」を、知る人ぞ知るブランドからメジャーなハイエンドブランドへと押し上げた。

では、ラインナップを見ていこう。現在『テンポ シリーズ』のパワーアンプは、『プレシジョン シリーズ』と『ヘリテージ シリーズ』との2ライン構成となっていて、計5機種が名を連ねている。

クワトロリゴ・ヘリテージ スリークワトロリゴ・ヘリテージ スリー

◆『プレシジョン シリーズ』はA級回路を、『ヘリテージ シリーズ』はAB級回路を搭載!

なお『プレシジョン シリーズ』と『ヘリテージ シリーズ』の2つは、“グレード違い”ではなく“タイプ違い”だ。すべてのモデルが2ch機なのだが、『プレシジョン シリーズ』の各機はA級回路を搭載し、『ヘリテージ シリーズ』の各機はAB級回路を積んでいる。

用意されているモデルは以下のとおりだ。『プレシジョン ワン』(25W×2、税抜価格:16万円)、『プレシジョン ツー』(45W×2、税抜価格:21万円)、『ヘリテージ ワン』(65W×2、税抜価格:16万円)、『ヘリテージ ツー』(110W×2、税抜価格:26万円)、『ヘリテージ スリー』(170W×2、税抜価格:34万円)、以上だ。

なお、『プレシジョン シリーズ』の方は定格出力は抑えめだ。なので消費電力も抑えられている。A級モデルは得てして消費電力が大きく使いにくいとされがちだが、当シリーズではそのような声はほぼ聞かれない。高品位なサウンドと使いやすさとが両立されたA級アンプとなっている。そして『ヘリテージ シリーズ』の方はAB級でありながらもA級的な上品なサウンドが持ち味だ。しっかりとパワーをかけながらそれでいて『テンポ シリーズ』ならではの甘美なサウンドを得たいと思えば、当シリーズの各機にご注目を。

今回は以上だ。次回以降も逸品と呼ぶべきカーオーディオユニットを1つずつ紹介していく。乞うご期待。

《太田祥三》

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