15日の日経平均株価は前週末比324円68銭高の3万5901円79銭と6日続伸。前週末までの上げ幅が2200円を超えたとあって、寄付きは利益確定の売りが先行。しかし、下値では買い意欲が旺盛で、終値ベースでバブル後最高値を更新した。
この日の取引終了後に、東京証券取引所が「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」について開示した企業の一覧表を開示することも、買いを誘う要因となった。さらに、新しい少額投資非課税制度(NISA)を経由した個人投資家の資金流入も株価を押し上げる要因となっているもようだ。
先週末のニューヨークダウは118ドル安の3万7592ドルと3日ぶりに反落。決算を発表した主要企業への売りが相場を押し下げ、中東情勢への警戒感も売りを促した。ハイテク株主体の米ナスダック市場は小幅ながら6日続伸。電気自動車(EV)のテスラは3.67%安。
円相場は1ドル=145円台の動きとなったが、自動車株は高安まちまち。