インテル、ソフト定義自動車向け半導体をオープン規格で用意…CES 2024

インテルのプレスカンファレンス(CES 2024 )
インテルのプレスカンファレンス(CES 2024 )全 3 枚

インテル(Intel)はCES 2024において、「SDV(ソフト定義自動車)」向けに、「チップレット」のオープン規格「Universal Chiplet Interconnect Express(UCIe)」をベースとした業界初のチップレットプラットフォームを用意すると発表した。

【画像全3枚】

チップレットとは、小さな半導体チップをひとつのパッケージに収めるテクノロジーだ。インテルは、業界初のオープン規格をベースにした自動車向けチップレットプラットフォームを用意する。今後、顧客は独自のチップレットを、インテルの自動車製品に組み込むことが可能になる。

インテルは、世界トップクラスの研究開発機関の「imec」との協業を通じて、インテルの最新チップレットパッケージング技術を、自動車ユースケースに必要とされる厳しい品質や信頼性要件に確実に対応させていく。

この取り組みは、サードパーティのチップレットをインテルの車載製品に組み込み可能にする初の車載サプライヤーになるとの姿勢を示すものだ。これにより、自動車メーカーは、フルカスタムの「SoC(システム・オン・チップ)」の数分の一のコストで、インテルのロードマップ製品にカスタムチップレットを組み込める自由度と選択肢が得られる、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. 「ランクルと戦える」日産の大型SUV『パトロール』日本発売へ、SNSでは「売れるんじゃないか?」と期待の声
  3. コンセプトカーはいっさいナシ!前回とは180度違う、日産の展示から見えた「リアルへの追求」とは…ジャパンモビリティショー2025
  4. モチーフはピックアップトラック、『ジムニーシエラ/ノマド』用の新型フェイスキット「CH:AMP」が登場
  5. 自動車業界の“夢と現実” 日産、今期2750億円営業赤字見通し、トヨタは42車種128万台リコール[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る