ランチアの小さな高級車『イプシロン』、モデル末期の現行型の販売が好調 2023年

ランチア・イプシロン 現行型
ランチア・イプシロン 現行型全 5 枚

ランチアは、コンパクトカーの『イプシロン』(Lancia Ypsilon)現行型が2023年、イタリア本国での販売で成功を収めた、と発表した。

初代イプシロンは、『Y』のネーミングで1995年に登場した。小型車でありながら、約100色もの内外装色を自由に組み合わせられる点が人気を呼び、欧州で支持された。2002年には、2代目イプシロンがデビューした。初代と同様に「小さな高級車」というコンセプトを掲げて、人気を集める。2011年春、ジュネーブモーターショー2011で発表されたのが、現行の3代目イプシロン。従来の3ドアハッチバックボディから、実用的な5ドアハッチバックに変更。日本市場には、クライスラーブランド車として導入されていた。

この現行イプシロンが2023年、イタリア本国で4万4743台を販売し、前年比は9%増と伸びた。イタリア市場で3番目の人気車種となり、ランチアが属するステランティスとしては、2番目に売れたモデルに。これにより、ステランティスは、イタリアBセグメント市場において、史上2番目に高い市場シェア14.9%を達成している。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  2. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  3. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る