2つの視点で環境配慮を考える。ホンダ『シビック』の耐久レース仕様…東京オートサロン2024

ホンダ シビック e:HEV joy耐参戦車両(右)/ ホンダ シビック タイプR CNF-R S耐参戦車両(左)
ホンダ シビック e:HEV joy耐参戦車両(右)/ ホンダ シビック タイプR CNF-R S耐参戦車両(左)全 33 枚

ホンダ(本田技研工業)は東京オートサロン2024で、『シビック e:HEV』ベースのjoy耐出場車両と、『シビック タイプR』ベースのS耐 ST-Qクラス出場車両「シビック タイプR CNF-R」を出展した。e:HEVとタイプRでは全く異なる立ち位置のようにも見えるが、レース活動を市販車にフィードバックすることでカーボンニュートラルを目指すという点で、同じ目的を持っている。

【画像全33枚】

もてぎEnjoy耐久レース、通称「Joy耐」は、ライセンスさえあれば出場できるアマチュアレースで、人気の高さからプロドライバーも多く参戦する歴史ある大会。ホンダは2020年から3年間『フィット e:HEV』で同レースに参戦していたが、2023年から『シビック e:HEV』に切り替えている。ホンダはラインナップの電動化を進めるにあたり、レース活動を通じて「操る喜び」も忘れない車作りを目指している。

一方のスーパー耐久レース、通称「S耐」は、JAF公認の格式を持つ国内最高峰の耐久レース。こちらには、チームHRCが『シビック タイプR』を用いて、2023年から参戦している。エントリー名は「シビック TYPE R CNF-R」となっており、名前にCNF(カーボンニュートラル燃料の略)を背負っていることから、カーボンニュートラルへの取り組みの一環であることがうかがえる。HRCとしては、市販車へのフィードバックももちろんであるが、市販車とは異なる「モータースポーツだからこそ味わえる喜び」も大事にしている。

《岩澤秀造》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  2. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  3. 【スズキ ソリオバンディット 新型試乗】ソリオの魅力は“実用前提のちょうどよさ”にある…島崎七生人
  4. アウディ『A2』が21年ぶりBEVで復活へ! 現ラインナップ2車種の後継に
  5. 【スバル クロストレック S:HEV 新型試乗】ストロングハイブリッドになっちゃって大丈夫なの?…10月の試乗記ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る