ポルシェ初のフル電動SUV、『マカン』新型発表…ツインモーターは639馬力

ポルシェ・マカン・ターボ 新型
ポルシェ・マカン・ターボ 新型全 10 枚

ポルシェは1月25日、SUV『マカン』(Porsche Macan)の新型をシンガポールでワールドプレミアした。新型マカンは、ポルシェ初のフル電動SUVになる。

写真:ポルシェ・マカン・ターボ 新型

新型マカンには、永久磁石シンクロナスモーター(PSM)と呼ばれる電気モーターを搭載する。「マカン・ターボ」グレードの場合、オーバーブースト時の最大出力は639ps、最大トルクは115.2kgmを引き出す。

2つの電気モーターは、パワーエレクトロニクスを介してほぼリアルタイムに制御される。電子制御の「ポルシェ・トラクション・マネージメント(ePTM)」は、現行の4WDシステムの約5倍の速さで作動し、10ミリ秒以内にスリップに対応することができる。さらに、4WDの配分は、選択されたドライビングプログラムによって制御される。リアアクスルの電子制御式ディファレンシャルロックの「ポルシェ・トルク・ベクトリング・プラス(PTV Plus)」も、マカン・ターボのトラクション、走行安定性、横方向のダイナミクスに貢献している。動力性能は0~100km/h加速が3.3秒、最高速は260km/hだ。

バッテリーはリチウムイオンで、蓄電容量は100kWh。WLTPサイクルの航続は、マカン・ターボの場合、最大591kmに到達する。800ボルトテクノロジーによって、最大出力270kWで急速充電できる。充電ステーションでは、およそ21分で充電レベルを10%から80%まで引き上げることができる。

バッテリーの高電圧スイッチにより、800ボルトのバッテリーを2つのバッテリー(各バッテリーの定格電圧は400ボルト)に効果的に分割し、バンク充電を可能にした。これにより、HVブースターを追加することなく、最大出力150kWで効率的な充電が行える。AC充電は最大11kWまで対応している。

新型マカンのボディサイズは、全長4784mm、全幅1938mm、全高1622mm。ボンネットの浅いピッチと力強く主張したフェンダーが、ミッドサイズSUVにダイナミックな外観を与えている。新型には、スタッガードフィットメントの最大22インチのホイールが装着される。ホイールベースは現行型の2893mmよりも86mm長い。その分、フロントとリアのオーバーハングを短くした。

ヘッドライトは2つの部分に分かれており、4灯のデイタイムランニングライトを備えたフラットなアッパーライトユニットが、フェンダーに埋め込まれた。オプションのマトリックスLEDテクノロジーを採用したメインヘッドライトモジュールは、フロントエンドのやや低い位置に配置されている。ポルシェの特長のフライラインは、フラットなリアウインドウと一体設計された。特長的なサイドブレードを備えたフレームレスドアと組み合わせる。リアでは、彫刻的な3Dライトストリップの中央に、ポルシェのロゴが配置されている。

《森脇稔》

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