マセラティのオープン、『グランカブリオ』新型にEV…年内発表へ

マセラティ・グランカブリオ 新型のプロトタイプ
マセラティ・グランカブリオ 新型のプロトタイプ全 8 枚

マセラティは1月25日、オープンカーの『グランカブリオ』新型のEV、「フォルゴーレ」を年内に初公開すると発表した。現時点では、プロトタイプの写真が公開されている。

『グランカブリオ・フォルゴーレ』(Maserati GranCabrio Folgore)は、ブランド初のEVとして、2023年に発表されたクーペ『グラントゥーリズモ・フォルゴーレ』のオープン版だ。グラントゥーリズモ・フォルゴーレには3つのモーターを搭載し、システム全体でおよそ760psのパワーを引き出す。バッテリーの蓄電容量は92.5kWh。バッテリーパックは、車両のフロア下にT型に配置されている。

グラントゥーリズモ・フォルゴーレは、世界最高峰のEVレースのフォーミュラEで培われたテクノロジーを導入して開発された800ボルト技術をベースにしている。出力300kWの強力な永久磁石モーターを3基搭載し、優れたパフォーマンスを追求している。

バッテリーの放電容量は560kWで、これにより連続的におよそ760psのパワーをタイヤに伝達することが可能になった。最大トルクは137.6kgm。このバッテリーの仕組みと配置により、スポーティさを損なうことなく、車高を1353mmに抑えることができたという。0~100km/h加速2.7秒、最高速325km/hの性能を可能にしている。

グラントゥーリズモ・フォルゴーレは、1回の充電での航続が最大450km(WLTPサイクル)に到達する。急速充電を利用すれば、航続100km分のバッテリー容量を5分で充電できる。

Tボーンと呼ばれるバッテリーパックの形状は、マセラティの「ゼロ・コンプロマイズ(妥協を一切しない)」アプローチの一環。バッテリーモジュールをシート下に配置せず、主にセンタートンネル周辺に移動させることにより、車高を大幅に下げることに成功した、としている。

《森脇稔》

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