BMW『Z4』に待望の6速MT…340馬力ターボ搭載「ピュア・インパルス・エディション」発表

BMW Z4 の「ピュア・インパルス・エディション」
BMW Z4 の「ピュア・インパルス・エディション」全 10 枚

BMWは1月31日、オープンスポーツカーの『Z4』の高性能グレードの「M40i」に、欧州で「ピュア・インパルス・エディション」を設定すると発表した。現行Z4で初めて、MTとの組み合わせが実現している。

ピュア・インパルス・エディション(BMW Z4 M40i Pure Impulse Edition)では、専用開発された6速MTを設定した。これは、ギアとシャフトにM専用のコンポーネントを組み込んだトランスミッションで、直6エンジンの出力に合わせて変更されている。シフトレバーやそのガイド、トランスミッションとの接続部で構成されるアウターシフトメカニズムも、ピュア・インパルス・エディションのために開発された。

M40iグレードには、直噴3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。「Mパフォーマンス」の手によって、高回転化やさらなるスムーズさを求めて、チューニングが施された。このエンジンでは、胸のすくレスポンス、滑らかな回転特性と優れた作動特性、効率性や良好な排出ガス性能を追求する。シリンダーヘッド一体型の水冷エキゾーストマニフォールド、素早いレスポンスのターボチャージャー、最大噴射圧力を350barまで高めたダイレクトインジェクションも採用した。これにより、最大出力は340hp/5000~6500rpm、最大トルクは51 kgm/1600~4500rpmを獲得する。

6速MT搭載のピュア・インパルス・エディションは、0~100km/h加速を4.6秒で駆け抜ける。8速AT「ステップトロニック・スポーツ」トランスミッション搭載車の場合、0~100 km/h加速は4.5秒だ。

ピュア・インパルス・エディションでは、フロントサイドパネルとリアエンドに専用エンブレムが装着される。ブラックハイグロス塗装のドアミラーカバー、リアホイールアーチ周辺の気流を整える専用設計のフラップ、Mスポーツブレーキ用の赤いブレーキキャリパーも装備した。

リアアクスルには専用のスプリング、フロントには強化されたスタビライザーが装着された。リアダンパーの電子制御マッピングと可変スポーツステアリングのソフトウェアも、専用チューンを受ける。トラクションコントロールとMスポーツディファレンシャルにも専用の制御ロジックを採用した。

前後で初めて異なるサイズのホイールが装着される。ブラックハイグロス仕上げのダブルスポークデザインのアルミホイールは、フロントが19インチ、リアが20インチだ。欧州向けモデルにはフローズンディープグリーンメタリックが、米国向けモデルにはサンレモグリーンメタリックが専用色として用意されている。

ピュア・インパルス・エディションには、M専用のインテリアデザインが採用された。例えば、センターコンソールにはモデル専用のスリーブを備えたMシフトレバーが装備される。専用のコニャック色の「ヴェルナスカ」レザーには、ブラックのMパイピングが施された。さらに、ブラックハイグロス仕上げのインテリアトリムストリップがアクセントに添えられている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 宮崎「シーガイア」にサーキットがオープン! セグウェイの「電動ゴーカート」を日本初導入
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. ホンダ『ヴェゼル』の「RS」グレードを先取り!? インドネシアで新型『HR-V』発売
  4. 史上最強のVW『ゴルフGTI』、6月20日デビューを予告
  5. 制限高さ1.85mの低いガード、元は道路ではなかった?…南千住~北千住
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. シェフラーがヴィテスコ合併後初の出展、ポートフォリオ拡大と顧客対応力をアピール…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る