『トミカリミテッド・ヴィンテージ』20周年で記念事業…1400種・930万個以上

トミカリミテッド・ヴィンテージ
トミカリミテッド・ヴィンテージ全 10 枚

タカラトミーグループのトミーテックは2024年に、ダイキャスト製ミニカー『トミカリミテッド・ヴィンテージ』の発売20周年を迎え、記念事業を企画している。

トミカリミテッド・ヴィンテージ:金属・軟質素材(右上)、精密な内装(左下)トミカリミテッド・ヴィンテージ:金属・軟質素材(右上)、精密な内装(左下)

 

◆トミカリミテッド・ヴィンテージの歴史

トミカリミテッド・ヴィンテージ:ロゴをリニューアル(旧が上、新が下)トミカリミテッド・ヴィンテージ:ロゴをリニューアル(旧が上、新が下)

トミカリミテッド・ヴィンテージはタカラトミーのミニカーブランド『トミカ』の派生商品として2004年1月から販売している。トミカリミテッド・ヴィンテージは、鉄道模型で培った精巧な技術でこだわりぬいた「大人のためのコレクションミニカー」だ。

「もしもトミカが昭和30年代に誕生していたら…」をコンセプトにスタート、昔懐かしの車種を中心に乗用車はもちろん、バスやトラックなどの商用車までラインナップしている。2006年には1970年代以降の車種を展開する「トミカリミテッド・ヴィンテージNEO」を、2020年にはミニカーと統一スケールのフィギュアや小物をセットにした「トミカリミテッド・ヴィンテージ・ジオコレ64#カースナップ」をそれぞれ発売した。

トミカリミテッド・ヴィンテージ:パッケージをリニューアル(旧が上、新が下)トミカリミテッド・ヴィンテージ:パッケージをリニューアル(旧が上、新が下)

2004年1月から2024年1月までの20年間で発売した製品は1400種以上、累計生産台数は930万個を超えた。

◆トミカリミテッド・ヴィンテージ20周年事業

トミカリミテッド・ヴィンテージ:記念製品開発中(仮:ダットサントラック4WDキングキャブAD)トミカリミテッド・ヴィンテージ:記念製品開発中(仮:ダットサントラック4WDキングキャブAD)

20周年を記念して、ロゴとパッケージのリニューアル、記念映像の公開、ムック本の刊行、記念製品の開発、各種キャンペーンの実施が予定されている。新ロゴは、タカラトミーの大人向けブランド「tomica」シリーズに合わせたデザインとなり、2024年1月から新パッケージ商品の販売が開始される。

公式YouTubeチャンネルでは、20年間の製品紹介や生産工場の映像を含む記念映像が公開されており、ファンには懐かしい内容となっている。また、カルチュア・エンタテインメント(ネコ・パブリッシング)からは、20年間の製品を振り返る記念ムックが刊行される予定だ。

トミカリミテッド・ヴィンテージNEO:日産セドリック2000GLトミカリミテッド・ヴィンテージNEO:日産セドリック2000GL

記念製品としては、外観や内装の精密再現に加え、足回りの可動による動きを表現する新しいステップのミニカーが開発中である。具体的な製品としては、「ダットサントラック4WDキングキャブAD(仮)」が2024年夏~秋に発売予定である。

◆トミカリミテッド・ヴィンテージの特徴

トミカリミテッド・ヴィンテージNEO:三菱ギャランGTO MRトミカリミテッド・ヴィンテージNEO:三菱ギャランGTO MR

1/64統一スケール……トミカは子どもの手に収まるサイズにするため、車ごとのスケールは異なるが、トミカリミテッド・ヴィンテージは全ての車種やフィギュアを1/64スケールで統一した。これにより車両同士のサイズ差を体感できる。

金属・軟質素材……ボディだけでなくシャーシ部分もダイキャスト製で、バスやトラックなどサイズの大きい車両ほどより重量感を感じられる。また、トミカのタイヤはプラスティック製だが、トミカリミテッドヴィンテージは軟質素材を使用する。

トミカリミテッド・ヴィンテージ・ジオコレ64#カースナップ:01aキャンプトミカリミテッド・ヴィンテージ・ジオコレ64#カースナップ:01aキャンプ

塗装・彩色……職人による手仕上げで下地処理を行ない、実車にも使われる静電塗装でボディ全体を塗装する。さらに塗り分けやマーキングなどをマスク塗装やタンポ印刷で再現する。

メッキ部品……ツヤのあるメッキから、重厚感を加えたメッキまで、車種に合わせた様々なメッキ表現。

トミカリミテッド・ヴィンテージ・ジオコレ64#カースナップ:02a洗車トミカリミテッド・ヴィンテージ・ジオコレ64#カースナップ:02a洗車

精密な内装……全体の造形やホイール、サイドミラー、グリルなどの外装はもちろん、ハンドル、シート、ダッシュボードなど、内装も実車に合せて再現。車種によってはエンジンルームまで作り込む。

《レスポンス編集部》

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