遠隔でエンジン停止も可能、日産の盗難車追跡サービス…欧州で導入

日産のアプリを通じた盗難車両追跡機能のイメージ
日産のアプリを通じた盗難車両追跡機能のイメージ全 6 枚

日産自動車の欧州部門は、「NissanConnect Services」アプリを通じて、盗難車両追跡機能を導入した、と発表した。

このサービスは、ボーダフォン・オートモーティブとの提携により提供されるサブスクリプションサービスだ。接続された車両をGPSを使用して追跡・特定することが可能。サービスプロバイダーは、警察と協力して車両の追跡と発見を支援する。必要に応じて、ボーダフォンのオペレーターにより遠隔でエンジンを停止することができ、車両の発見を容易にする。

盗難追跡サービスは、2022年6月以降に生産された日産『アリア』、日産『キャシュカイ』、2022年9月以降に生産された『エクストレイル』で利用可能。顧客は、NissanConnect Servicesアプリの「Nissan Store」セクションにアクセスすることで、自分の車両が盗難追跡サービスに対応しているかを確認できる。対応している場合、月額99ユーロのサブスクリプションで利用できる。

盗難追跡機能では、日産車のオーナーに24時間365日のサポートを提供する。車両がオーナーの知らない間に牽引された場合に即時に通知し、アプリに従って車両を回収する。

NissanConnect Servicesアプリに追加された機能は、既存の機能を補完するものだ。駐車場で車両を見つけるためのホーンやライトの遠隔操作、ドアの遠隔施錠・解錠、他人が駐車した車を発見する際の車両ロケーター、EVの場合は出発前に車内を予熱または冷却するための遠隔空調制御などが含まれる。その他の機能には、車両のメンテナンス状態の監視、運転履歴と分析、速度アラート、門限アラート、位置アラートなどがある。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  4. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
  5. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る