新たなカリフォルニアカルチャーの到来! 話題のアルパインスタイル「ベアス」シリーズ…大阪オートメッセ2024

アルパインスタイル…大阪オートメッセ2024
アルパインスタイル…大阪オートメッセ2024全 11 枚

クオリティの高いコンプリートカーを大阪オートメッセ2024に多数出展したアルパインスタイル。中でも今回注目したのは『Beas』(ベアス)、『Beas+』(ベアスプラス)。その細部に迫ってみた。

【画像全11枚】

トヨタ『ハイエース』、同『ライズ』、日産『NV200』をベースにしたオリジナルコンプリートカーをリリースしているアルパインスタイル。それらのモデル群は「キャルズモーター」と呼ばれるブランドとして新たに統合された。カリフォルニアの青い空をイメージした統一コンセプトでクルマ作りをするキャルズモーター、中でも今回の大阪オートメッセでは新作となるスズキ『ジムニー』ベースのBeas(ベアス)、『ジムニーシエラ』ベースのBeas+(ベアスプラス)に注目した。

古くて新しいカリフォルニアカルチャーをテーマとしたキャルズモーター。印象的なデザインはひと目見ただけで同ブランドのクルマだとわかる統一感がある。今回注目したBeas(ベアス)/Beas+(ベアスプラス)ももちろんその一台。真っ先に注目を集めるのがフェイスまわりだ。角形ヘッドライト、メッキグリル、さらにはメッキバンパーを備えたデザインはジムニーのノーマルイメージを払拭しキャルズモーター製のオリジナル車両に仕上げているポイントだ。同ブランドの三種の神器と呼ばれる「メッキ」「角形ヘッド」「逆スラント」を見事に込めたデザインも見どころとなった。

フェイスデザインの特徴を順に見ていくこととしよう。圧倒的な存在感を放っているグリルのデザインはスクエアな格子状としている。これは往年のアメリカン4WDを思わせるフェイスでもある。メッキ処理が押し出しの強いフェイスを作っている。純正も十分スクエアだったジムニーの顔を、さらに直線的なフォルムに変えているフロントパーツも印象的。ボディサイドからのラインがそのままフェイス前端へとつながるイメージだ。しかもフェイスの上部を前に出し、下端を若干後ろに引き“逆スラント”させるフェイスとした。これも往年のUSスタイルを思わせる造形だ。

またヘッドライトやグリルまわりのパーツは純正のフェイスに被せて設置する構造なのが見て取れる。サイド部分を見るとフェンダーに沿うようにフェイスパーツが被せられている。精度も高くフィット感も高い仕上がり。またメッキ部分をABS製としてパーツクオリティを高めているのもアルパインスタイルのこだわり。ヘッドライトの内側にはヘッドライトウォッシャーまで装備するなど機能面でもレベルが高い。さらに各部のパーツでも品質を追求、クリティの高い角形ヘッドライトの採用やヘッドライト下にはキャルズモーター専用に開発されたLEDライトをビルトイン。長く楽しめるクルマにしているのも同社の魅力だろう。

一方のリアを見るとバンパーの両サイドにメッキパーツをカバーするスタイル。丸型のテールランプをビルトインしたスタイルでノーマルイメージを見事に変更してオリジナル車両であるBeas(ベアス)/Beas+(ベアス プラス)へと進化させている。

ところでBeas(ベアス)/Beas+(ベアスプラス)はそれぞれジムニー/ジムニーシエラをベースにしているのだが、各部のパーツを見ると専用設計されていることに気づく。オーバーフェンダーのあるシエラに合わせてバンパーサイドの形状が異なるのは当然なのだが、バンパーの前後方向への奥行きも含めてBeas(ベアス)とBeas+(ベアスプラス)ではボリューム感も異なる。同時にリアのパーツも純正のリアバンパーの出幅・厚みに合わせて別設計とされているのがわかる。アルパインスタイルでは安易に共通パーツ化するのでは無く、Beas(ベアス)とBeas+(ベアスプラス)を別車種として扱っているのが良くわかる、こだわりのパーツ構成となった。

車両購入時の新しい選択肢として注目度がアップしているキャルズモーターの各車。デザインに一目惚れしてクルマを選ぶユーザーが多い中、クルマを乗り続ける上で大切になる信頼性の高さを兼ね備えているのも同ブランドの特徴。ディーラーでクルマを買うのと同じ感覚でコンプリートカーを購入できる、そんなクルマの買い方ができるのがキャルズモーターの魅力と言えるだろう。

《土田康弘》

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