タツノ、高速充填対応の水素ガスディスペンサーなどを展示予定…水素・燃料電池展2024

タツノの高圧水素ガスディスペンサー「LUMINOUS H2」(参考画像)
タツノの高圧水素ガスディスペンサー「LUMINOUS H2」(参考画像)全 1 枚

石油関連機器製造のタツノは、2月28日から3月1日まで、東京ビッグサイトで開催される「H2 & FC EXPO 国際 水素・燃料電池展」に高圧水素ガスディスペンサーなどを展示すると発表した。

水素ガスディスペンサーとは、蓄圧器に蓄えられた圧縮水素ガスをすばやく車両に充填する装置のこと。水素ディスペンサーは最大流量が3.6kg/分のノーマルフロー(NF)タイプが主流となっているが、FC(燃料電池)大型トラックなどタンク容量が大きな車両では充填に時間がかかるため、最大流量5.4kg/分のミドルフロー(MF)以上に対応した水素ディスペンサーが求められている。

今回展示する「LUMINOUS H2」はMFに対応した高圧水素ガスディスペンサー。充填口が2口ある大型FCトラックに対して2ノズル同時充填が可能で、短時間で充填を完了させる。NFの対応車両にも充填でき、1台2役の機能を発揮する。

また、「HFディスペンサー」は、より高速な水素充填が可能なHF(ハイフロー)に対応したモデル。北米仕様の大型FCトラックへ、1本のノズルで大流量かつ短時間の充填を可能にする。

水素充填ノズルに関しては、操作性と安全性に優れたH70のNF/MF対応品やHF対応品を展示。これらは、自社開発の赤外線通信受光部(IR)を搭載し、万が一のトラブルにも迅速に対応できる設計となっている。

さらに、コリオリ流量計は±0.5%の高精度で高圧水素ガスを計量でき、工業用途を含む多岐にわたる用途での利用が提案される。

《纐纈敏也@DAYS》

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