DS全車種が「ChatGPT」標準搭載へ…自動車ブランド初

DSが全車に標準装備する「ChatGPT」のイメージ
DSが全車に標準装備する「ChatGPT」のイメージ全 1 枚

DSオートモビルは2月21日、全車のインフォテインメントシステムに「ChatGPT」サービスを標準化すると発表した。自動車ブランドで初という。

DSは2023年10月、インフォテインメントシステムの「DS IRIS SYSTEM」に試験的にChatGPTサービスを導入。このテストフェーズでは、音声認識の使用が50%以上増加し、生成AIとDSの音声認識を組み合わせたことで、ユーザー体験が向上したことが確認されたという。

2023年3月から納車される『DS 3』、『DS 4』、『DS 7』、『DS 9』に搭載されるDS IRIS SYSTEMは、世界18カ国、13言語に対応し、標準の音声認識がカバーする国々で、ChatGPTを搭載する。ユーザーはDS IRIS SYSTEMの音声認識と対話し、さまざまな質問をすることができるようになる。例えば、「この地域で何が見られるか?」、「この城で2時間あり、10歳の息子と一緒の場合、何をすることを勧めるか?」など、ドライブ中に視線を前方からそらさず、ステアリングホイールを握ったままで安全に利用できる。

ChatGPT機能はConnect Plus Packの一部となっており、これにはコネクトナビゲーション、リモートコントロール、E-リモートコントロール、コネクトアラーム、Send2Nav、さらにはモデルによってはEVトリッププランナーやe-ルートも含まれている。このパックはDSオートモビルの全モデルで3年間標準装備される。

試験導入は2023年10月にフランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリスで開始された。自動車ブランドとしては世界初の標準搭載となる。この機能は、SoundHound AIによるChatGPT APIの統合を通じて操作される。

《森脇稔》

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