VWの新型3列シートSUVを激写!ティグアンより20cmも長い、このモデルの正体は?

VW タイロン 次期型プロトタイプ(スクープ写真)
VW タイロン 次期型プロトタイプ(スクープ写真)全 21 枚

フォルクスワーゲンの3列シート・7人乗り新型クロスオーバーSUVを激写した。これまでVWは『ティグアン』に3列シートを備えた「オールスペース」を用意していたが、昨年発表された新型では廃止されていた。今回スクープしたモデルが、このオールスペースの実質後継車になるとみられる。

そのモデルが新型『タイロン』だ。タイロンは現在、中国市場にてクーペSUV『タイロンX』とともに販売されているが、次期型ではグローバルモデルとしてリボーンする。つまり中国では第2世代、ヨーロッパでは新型車として登場する。また米国では第3世代ティグアンとして投入される可能性もあるというこのタイロン、日本を含むアジアへの展開も期待できる。

豪雪のスウェーデン山中で捉えたプロトタイプは、欧州市場向けティグアンより長く、大型の『アトラス』より短い7人乗りのクロスオーバーSUVだ。新型ティグアン風のカモフラージュが施されているが、フロントセクションの厚み、ボンネットの切り欠きが明らかに異なる。これまでのティグアンやティグアン・オールスペースと比べても押し出し感があり、かなりマッシブなイメージだ。リアセクションは『ゴルフ』などと共通する意匠で、スマートにまとめられている。

VW タイロン 次期型プロトタイプ(スクープ写真)VW タイロン 次期型プロトタイプ(スクープ写真)

この新生タイロンは「MQB-Evo」プラットフォームを採用、剛性対策とサスペンションのアップグレードが施され、48Vマイルドハイブリッドに対応する。

中国工業情報化部(MIIT)に提出されたデータによると、全長4735mm、全幅1860mm、全高1680mmとされており、ティグアンより20cm近く長いほか、全幅、全高も大型化されている。またホイールベースを11cm延長し、2791mmとすることで3列目に十分なスペースが確保される。

インテリアは、大きなタブレット型タッチスクリーンと、Apple CarPlayや、Android Autoに対応するインフォテイメントシステムの採用など、新型ティグアンと同様のコックピットとなるだろう。

欧州仕様として予想されるパワートレインは、出力の異なる2種類のPHEV、ディーゼル、1.5リットルターボチャージャー付きマイルドハイブリッドガソリンエンジンなど、ティグアンと同様のラインアップだ。また北米では、48ボルトのハイブリッドアシストを備えた2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンを提供。前輪駆動と全輪駆動が用意されるが、PHEVの導入も有力だ。日本には新型ティグアンも未導入であるため完全に予想でしかないが、導入されるとなれば1.5リットルターボ、PHEVが有力か。

新生タイロンのワールドプレミアは、最速で2024年内の可能性ありそうだ。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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