水素とCO2から合成燃料「e-fuel」製造へ、伊藤忠商事ら日米4社が合意

e-fuelの製造イメージ
e-fuelの製造イメージ全 2 枚

伊藤忠商事、JFEスチール、商船三井、米HIF Globalの子会社HIF Asia Pacific は2月27日、日本国内でのCO2の回収、豪州への船舶輸送、豪州での合成燃料(e-fuel)の製造・貯蔵、豪州からの「e-fuel」輸出を含むサプライチェーン構築に関する事業化調査を共同で行うことで合意した。

このプロジェクトでは、伊藤忠商事がライフサイクルアセスメント(LCA)と経済性の評価を、HIFがe-fuel製造地域選定と製造コスト試算を、JFEスチールがCO2の分離回収・液化・積み出しコスト試算を、商船三井がCO2・e-fuel輸送コスト試算と船舶輸送の検討をそれぞれ担当する。

e-fuelは、再生可能エネルギーから製造される水素とCO2を合成して生成される液体燃料で、既存のインフラを活用して輸送や貯蔵が可能だ。また、自動車、航空機、船舶の燃料としても利用できるため、脱炭素化の達成に貢献すると期待されている。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 日産『ノートオーラ』など5車種783台をリコール…光軸が保安基準を満たさない
  2. 日産、新型SUV『カイト』予告…ブラジルで生産し世界20か国以上に輸出へ
  3. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  4. トヨタ『ハイラックス』新型、全方位パワートレーンで誕生…日本はディーゼルを2026年発売へ
  5. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る