ドジャースの大谷選手は結婚発表、日野と三菱ふそうは経営統合を延期[新聞ウォッチ]

ダイムラートラック、三菱ふそう、日野およびトヨタ、CASE技術開発の加速を目指すとともに、三菱ふそうと日野を統合する基本合意書を締結(2023年5月)
ダイムラートラック、三菱ふそう、日野およびトヨタ、CASE技術開発の加速を目指すとともに、三菱ふそうと日野を統合する基本合意書を締結(2023年5月)全 3 枚

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析する新聞ウォッチ。 

きのう(2月29日)は4年に1度の「うるう日」というスペシャルな1日だったが、米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手が日本人女性との結婚を発表するなど、ビックリニュースも飛び込んできた。

「縁は異なもの味なもの」とも言われるが、そんな中、昨年5月の“婚約”発表後はとんとん拍子で進んでいるのかと思っていた日野自動車と三菱ふそうトラック・バスの経営統合が、延期されるという。両社が発表したもので、きょうの各紙にも「日野自・三菱ふそう、今年末予定の統合延期」などと報じているが、日野が起こしたエンジンの認証不正や国内外の競争法に基づく認可の取得に時間がかかっているためだそうだ。

このため、ことし3月末までを予定していた最終契約の締結も延期する。両社は「協議は前向きに進んでいる」としているが、新たな統合時期は明らかにしていない。両社の経営統合は、日野の親会社のトヨタ自動車と、三菱ふそうの親会社の独ダイムラートラックが共同出資して持ち株会社を新設し、持ち株会社が日野と三菱ふそうを完全子会社にして、2024年12月末までに経営統合を完了させる計画だった。

ただ、読売によると「経営統合の方針には変更がなく、複数の関係者は『半年程度遅れるだろう』と見通しを述べた」とも伝えているが、日野の相手の親会社は、したたかな経営で知られる独ダイムラートラック。日野は認証不正問題をめぐるカナダや豪州の集団訴訟の対応が難航しており、巨額の賠償負担が生じる恐れもあることから、相手の態度が激変して、まさかの“破談”という思わぬ結末が待っているかも……。

2024年3月1日付

●損保4社役員132人処分、事前調査、改善計画を提出(読売・2面)

●日野・三菱ふそう統合延期、エンジン不正問題長期化で(読売・10面)

●裏金解明首相語らず、政倫審出席、従来の説明なぞる(朝日・1面)

●豊田織機、豊田会長ら退任へ、認証不正、事実上の引責か(朝日・7面)

●中国製EV規制検討、米、安全保障リスク調査へ(毎日・7面)

●東京マラソン、3日、主要道路で規制(産経・23面)

●報道機関の写真、無断で使用、ニューズピックス謝罪(東京・6面)

●スズキ、即断の礎は7人衆、7兆円企業へチーム経営(日経・16面)

●トヨタ、鋼材加工賃上げ、部品会社向け、日鉄と妥結(日経・16面)

●決算ランキング、3月期企業の純利益修正額、4~12月期自動車上位に、円安寄与(日経・21面)

●大谷選手が結婚、自身のインスタで発表(日経・46面)

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ブリヂストン史上最長、約13万kmの走行保証…新タイヤ「トランザ エバードライブ」米国発売
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. BMWの18車種2万台にリコール…火災に至るおそれ
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. アウディ『Q3』新型がシャープなデザインに進化、6月16日デビューへ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る