BMWモトラッド『R 12 nineT』、新クラシックロードスター誕生…今春米国発売

BMW モトラッド R 12 nineT
BMW モトラッド R 12 nineT全 5 枚

BMWの二輪部門のBMWモトラッド(BMW Motorrad)は今春、クラシックロードスターのBMWR 12 nineT』を米国市場で発売する。(2月29日発表)

このバイクは、2013年に登場した『R nineT』の後継モデル。2013年にBMWモトラッドが発表したR nineTは、単なるクラシックスタイルのロードスターではないという。 当初から、クラシカルなモーターサイクルのデザインと現代的なテクノロジーを高いクラフトマンシップと多様なカスタマイズオプションで融合させていた。その後、R nineTは派生モデルでバリエーションを拡大し、BMW モトラッドの「ヘリテイジシリーズ」として、不動の地位を獲得している、と自負する。

R 12 nineTでは、販売面で成功したR nineTならではのデザインや高いカスタマイズ性を継承することを目標に、「The Spirit of nineT」を開発テーマに掲げる。R 12 nineTは、カントリーロードをダイナミックに走るためのクラシックなロードスターとして誕生した。

過去100年にわたり、2気筒ボクサーエンジンとプロペラシャフトドライブの採用はBMWモーターサイクルの代名詞となってきた。R 12 nineTは、この伝統を受け継ぎ、BMWモトラッド創業100周年の2023年に発表された。『R 1300 GS』に続き、このパワートレインの特長をさらに強調している。

BMWモトラッドの数多くのモデルに搭載されている排気量1170ccの空油冷2気筒ガソリンエンジンは、R 12 nineTの場合、最大出力109hp/7000rpmを引き出す。2007年に発表された「HP 2 Sport」のボクサーエンジンをルーツとする新しいエアボックスを備えた空油冷「ボクサーツイン」エンジンは、4つのバルブが放射状に配置されており、BMWエンジンアイコンのひとつになっている。

R 12 nineTでは、サテン仕上げとクリアコーティングが施されたサイドパネルが特長のアルミ製タンク、シート、テールハンプが、立ち上がるようなダイナミックなラインを生み出している。従来モデルと比較して人間工学が改善されており、リアエリアの燃料タンクが30mm短く、幅が狭くなった。ライダーはハンドルバーにより近くなり、膝の接地性が向上し、フロント寄りの着座姿勢になる。

《森脇稔》

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