待ち時間にクラシックカーを鑑賞、アウディが新たな充電ハブを開設

アウディ充電ハブ・フランクフルト
アウディ充電ハブ・フランクフルト全 5 枚

アウディは最大320kWの急速充電が可能な充電ハブを、ドイツ・フランクフルトに開設した。

この施設では、全ての電動車ブランドの車両が4つの高出力充電(HPC)ステーションを利用して充電できる。充電中のユーザーは、隣接するクラシックシュタット・フランクフルトで時間を過ごすことができる。アウディは、歴史的建造物に位置するこの施設と提携し、国際的に有名なクラシックカーとモダンクラシックカーのコレクションを展示している。また、スナックや飲み物、温かい食事を楽しむことができる。

アウディの充電ハブはバリアフリー設計が施されており、特許申請中の旋回アーム、高さ調節可能なディスプレイ、車椅子での操作を考慮した広いスペースなどが特徴だ。旋回アームは充電ケーブルの重さを約60%軽減し、車椅子のユーザーが片手でCCSコネクタを持ちながらもう片方の手で車椅子を動かすことができるようにする。さらに、ケーブルが濡れないようにするためのカバーや、車両の前後左右にある充電ソケットへのアクセスを容易にする設計がなされている。

アウディは市内中心部での充電に投資しており、ニュルンベルクでの充電ハブでは約70%のリピーター率を記録している。アウディの顧客はmyAudiアプリを通じて充電スロットを予約することができる。

解体されたテスト車両から取り出されたセカンドライフバッテリーを使用しており、現地で利用可能な低電圧接続を活用し、追加の変圧器を設置する必要がない。一時的な蓄電容量により、約1.05メガワット時のエネルギーが4つの充電ポイントに供給され、理論上60台の車両を途切れることなく充電することができる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 史上最強のVW『ゴルフGTI』、6月20日デビューを予告
  4. 宮崎「シーガイア」にサーキットがオープン! セグウェイの「電動ゴーカート」を日本初導入
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る