「FZ派」?「RZV派」? 往年のカラー&スタイルを再現した、ヤマハ『XSR900GP』…東京モーターサイクルショー2024

ヤマハ XSR900GP(東京モーターサイクルショー2024)
ヤマハ XSR900GP(東京モーターサイクルショー2024)全 37 枚

ヤマハ発動機は22日に開幕した「東京モーターサイクルショー2024」で、80年代のレーサーを彷彿とさせる外観が話題の新モデル『XSR900GP』を展示。“FASTER SONS”をコンセプトにXSRシリーズの世界観をアピールした。

XSR900GPは、その名の通りネオレトロスタイルのネイキッド『XSR900』をベースとしたカウル仕様だが、ただ外観をカスタムしたモデルではないところがポイントだ。セパレートハンドル化はもちろん、ビス留めされた別体式のナックルガード、ネック部分から伸ばされた2本の丸棒ステー、そのステーとアッパーカウルを繋ぐためのベータピン、サイドカバーの脱着を容易にするDリング状のクイックファスナーなど、細かい部分まで80年代のレーサー(あるいはレプリカ)スタイルや機能を踏襲した。

ヤマハ XSR900GP(東京モーターサイクルショー2024)ヤマハ XSR900GP(東京モーターサイクルショー2024)

エンジンや車体そのものはXSR900をベースとしているが、前後サスペンションを専用開発、剛性チューニングの変更、シートフレームなどをはじめ、5インチのフルカラーTFTディスプレイのほか、クルーズコントロールや電子デバイスの装備など、最新モデルとしての実用性も高めており、もはや完全新規モデルと言ってもよいほどのアップデートが施されている。見た目とは裏腹に、ツーリングバイクとしての快適性も高そうだ。

今回のショーでは往年の「FZ400R」と「RZV500R」のカラーを再現したワイズギアのカウルを装着したモデルも展示されており、ファンならずとも“あの頃”を知るバイクファンならニヤリとせずにはいられないだろう。

ヤマハ XSR900GP(東京モーターサイクルショー2024)ヤマハ XSR900GP(東京モーターサイクルショー2024)

ヤマハ発動機販売の松岡大司社長は、「今を生きるライダーの皆さんがカッコよくスマートにバイクライフを満喫されている姿こそが、これから新たにバイクライフを始めるお客さまの憧れとなり、二輪業界の未来を輝かせると大いに期待しています」と語っている。ベテランライダーにこそ乗って欲しい一台だ。

発売時期は「2024年夏以降」とされており、詳細なスペック等も現時点では不明だが、2024年注目の一台となることは間違いない。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 待望の新型スズキ『GSX-R1000R』が予告なしの初公開!「3色3様」往年のレーシングカラーで日本市場復活へ
  2. 「ミニGSX-R」をスズキがサプライズ発表!? 鈴鹿8耐マシン以上に「サステナブルかもしれない」理由とは
  3. 世界初の「破壊不可能ホイール」って何だ!? テスラ向けパーツ手掛ける米メーカーが開発
  4. 旧型Z34『フェアレディZ』用車高調がリニューアル、ブリッツ「DAMPER ZZ-R」シリーズがDSC Plusに対応
  5. リトラと決別した「ワイルド・キャット」、3代目ホンダ『プレリュード』【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る