BYDが高級ブランド デンツァ『D9』の先行受注を開始! 同じ右ハンドル市場の日本投入は?…バンコクモーターショー2024

タイ国内で3月27日から先行受注が始まるBYDのデンツァ『D9』
タイ国内で3月27日から先行受注が始まるBYDのデンツァ『D9』全 7 枚

昨年のジャパンモビリティショー2023で注目を集めたEVミニバン DENZA(デンツァ)『D9』が、バンコク国際モーターショー2024に出展。BYDのプレスカンファレンスにおいて、ついに右ハンドル市場で初となる先行受注を開始することが明らかになった。

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デンツァは、BYDとメルセデスベンツの合弁会社が中国で展開してきた、BYDのハイエンドのサブブランドで、D9は2022年8月に発売。中国ではプラグインハイブリッド(PHEV)とバッテリーEV(電気自動車、BEV)の2種類をラインナップする。ボディサイズは全長5250×全幅1960×全高1920mm、ホイールベース3110mm。

PHEVは、1.5リットル直列4気筒ターボエンジンと出力170kWのモーター(4WDモデルはリアに45kWモーターを追加)の組み合わせ。一方のBEVは航続距離は620km(4WDは600km)となる。そのうち、ジャパンモビリティショー2023でもバンコクモーターショー2024でも出展したのはBEVの方だ。

そうした中で、BYDの輸入総代理店「RÊVER(リーバー)」は、バンコクモーターショー2024で開催されたBYDのプレスカンファレンスにおいて、 デンツァD9のタイ国内における先行受注を突然発表した。

その内容は、「誰よりも早く未来を自分のものにする時が来ました。3月27日から4月7日までに5万バーツを支払うことでRÊVER CAREの権利を留保します」というもの。具体的にどういうことなのか現地の販売担当スタッフに尋ねると、「3月27日~4月7日の期間中に5万バーツを支払うことで、2024年末~25年初頭にかけてタイ国内で販売を予定しているD9を購入する順番の権利を獲得できる」というものだった。

つまり、D9のタイ国内投入を踏まえての先行受注を受付を開始するということなのだ。今回出展されたD9はジャパンモビリティショー2023と同じく左ハンドル仕様。そのままではタイ国内では販売が許可されない。つまり、先行受注を受け付けるということは販売を前提としたものであり、右ハンドル車を投入する予定があるということになる。

BYDアジア太平洋地域自動車販売事業部総経理を兼務するBYDジャパンの劉学亮社長は「販売台数は一国というよりも、日本を含む東南アジアの右ハンドル市場全体でシナジーを出す」と話していたが、その話を当てはめれば日本市場への投入も視野に入れ始めたことを意味するのではないか。

プレスカンファレンスに登壇したBYDジャパンの劉 学亮 社長プレスカンファレンスに登壇したBYDジャパンの劉 学亮 社長

さらにタイ国内でのミニバンを巡る状況を見れば、長いことトヨタ『アルファード』の一人勝ち状態が長いこと続いてきた。そんな中で中国MGが展開する高級ミニバン『MAXUS 9』の売れ行きが好調で、今回のバンコクモーターショーではその姉妹車種として『MAXUS 7』を投入したほどだ。この状況をBYDとしても看過できないということだったのではないか。

タイ国内市場向けにD9の右ハンドル仕様が実現すれば、同じくミニバン市場が大きい日本への展開も当然視野に入ってくるだろう。BYDジャパンにこの件を訊ねると「現時点でD9を日本で展開する予定はありません」との回答。果たしてD9は日本でも展開されるのか。今後の動向に注目だ。

《会田肇》

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