ボルボカーズ、ディーゼル車の生産を終了…2030年にEVメーカーへ

ボルボカーズのディーゼルエンジン搭載の最終モデル、XC90
ボルボカーズのディーゼルエンジン搭載の最終モデル、XC90全 3 枚

ボルボカーズ(VolvoCars)は3月27日、ディーゼル車の生産を終了した、と発表した。スウェーデンのトースランダ工場から、ディーゼルエンジンを積む最後の1台、『XC90』がラインオフしている。

写真:ボルボ XC90 のディーゼル

ボルボカーズは、2030年までにEVのみを販売し、2040年までに気候変動に左右されない企業を目指している。また、ボルボカーズは、新たな内燃エンジンの開発から撤退した。ボルボカーズは2022年11月、内燃エンジンの合弁会社「オーロベイ」の全株式を売却した。ボルボカーズの現在の研究開発予算のうち、新たな内燃エンジンの開発費はゼロとなっている。

ディーゼルを全廃するというボルボカーズの決定は、気候変動の危機に直面して、自動車業界と顧客の需要が急速に変化していることを示しているという。現在、欧州での新車販売の大半は、EVまたはプラグインハイブリッド(PHEV)で占められている。

ボルボカーズによると、ディーゼル車はガソリンエンジンよりもCO2排出量が少ないが、窒素酸化物(NOx)などの排出量が多く、とくに市街地では大気環境に悪影響を及ぼす、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型取締機JMA-520/401に対応、セルスターが一体型コンパクトレーダー探知機「AR-225A」を発売
  2. 【スバル クロストレック S:HEV 新型試乗】ストロングハイブリッドになっちゃって大丈夫なの?…岩貞るみこ
  3. 「さよなら50cc」歴史に敬意を込めたホンダ公式「50ccバイク」ロゴTシャツ発売
  4. 初公開「赤のS」と「白のGT」で『GSX-R』40周年を祝福! スズキ工場にファン集結、MotoGPマシン「最後の咆哮」も
  5. 【メルセデスベンツ GLCクーペ 新型試乗】最も売れたベンツ、その走りは「気持ちに訴えかける味わい」だった…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る