「2024年問題」が中古車市場に与える影響とは?

・「2024年問題」で中古車陸送に遅れ

・新車登録台数増、中古車市場も堅調

・販売店は地域密着型の販促を強化

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ファブリカコミュニケーションズが提供する中古車販売管理システム「シンフォニー」の最新統計によると、2024年2月の新車登録台数は前月比103.0%、中古車登録台数は前月比119.7%となり、堅調な市場を維持していることが明らかになった。

しかし、自動車業界には「2024年問題」と呼ばれる物流の危機が迫っている。行政政策による長距離ドライバーの待遇改善が進み、拘束時間の上限が下げられたことで、物流の滞りが懸念されているのだ。特に新車の陸送が増加している中、中古車の陸送に遅れが生じる可能性が高まっている。

ファブリカコミュニケーションズは、この問題に対応するため、中古車販売店は陸送に頼らない販売戦略を強化する必要があるという。地域の顧客を増やすためにDMやハガキを活用したり、店舗外観の美化や在庫車両の洗車を徹底するなど、顧客を呼び込む工夫が求められる。また、遠方の顧客に対しては自走での引き取りを促す割引策も有効だ。


《レスポンス編集部》

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