ホンダが北米にEV新工場、2028年の稼働めざす

ホンダの三部 敏宏 社長
ホンダの三部 敏宏 社長全 2 枚

ホンダ(Honda)は、北米での将来的なEV(電気自動車)需要の増加に向けたEV供給体制の強化を図るため、EVの包括的バリューチェーンをカナダに構築することを目指し、本格的な検討を開始した。

検討内容には、EV専用の完成車工場、EV用バッテリー工場の建設に加え、パートナー企業との合弁会社設立によるセパレーターや正極材といったバッテリーの主要部材のカナダ国内での生産体制の確立を含む。

建設を検討中のEV工場は、環境負荷を最小化するとともに、革新的な生産技術を導入予定であり、年間最大生産能力は24万台規模を想定している。稼働開始は2028年を目指す。また、バッテリー工場の年間最大生産能力は36GWh規模を想定している。

カナダで四輪完成車を生産するHonda of Canada Manufacturing(カナダ オンタリオ州)の従業員数は現在4200人。既存工場に隣接して建設される両工場の稼働により、新たに約1000人を雇用していく予定だ。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  5. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る