カワサキ「W」の歴史を紐解くと---メグロ 100周年

スタミナK1(1960年)
スタミナK1(1960年)全 6 枚

2024年、日本最古級のオートバイブランド「メグロ」が創業100周年を迎える。これを記念して、メグロから始まり、カワサキに受け継がれたWシリーズの歴史を綴った本『カワサキW』特別限定版が三樹書房から発売された。

著者の小関和夫氏はこの分野の第一人者であり、20年以上にわたる調査と関係者への取材に基づき執筆された。

1960年に発売されたメグロ『500K1』をルーツに持つWシリーズは、昭和時代に活躍し、現在も人気の『W800』に至るまで、多くのファンに愛されてきた。本書では、カラーカタログを通じて歴代Wシリーズの変遷を紹介するとともに、主要車種について詳しく解説している。また、巻末には年表も収録されており、読者はカワサキの歴史を一望できる。

目次には、カワサキメグロの戦前史から始まり、戦後の歴史、OHVツインの系譜、メグロとカワサキの提携、車体の変化、最大排気量モデルの登場、対米輸出モデルの誕生、国内投入モデル、生産継続、ロードスターの登場、最後のメグロ車、時代を超越したW400-650-800シリーズ、そして2021年に復活したメグロ『K3』まで、詳細に記されている。


カワサキW』特別限定版
メグロ - メイハツ - カワサキへと連なる伝統
著者:小関和夫
発行:三樹書房
定価:本体8000円+税
ISBN:978-4-89522-813-8
発売:2024年4月発売

目次
プロローグ
第1章 カワサキメグロ戦前史
第2章 戦後カワサキの歴史
第3章 メグロ戦後の歴史
第4章 OHVツイン、650T & 500Kの系譜
第5章 カワサキ+メグロ提携前後
第6章 メグロK1からカワサキK2へ、エンジン比較
第7章 メグロK1からカワサキK2へ、車体の変化
第8章 カワサキ500K2がX650へ、XはW1へ進化
第9章 我が国最大排気量 カワサキ650W1登場
第10章 本格的対米輸出モデル W2シリーズ誕生
第11章 ツインキャブW1S=スペシャル国内投入
第12章 W1S-Aで左チェンジ 人気沸騰、生産継続
第13章 ダブルディスクのロードスターW3登場
第14章 最後のメグロ車250SGTと250SG
第15章 時代性を超越、究極のW400-650-800
第16章 2021年、メグロがK3で復活
カタログ・広告でたどるメグロ - メイハツ - カワサキに至るモデル変遷史
Wシリーズの伝統を受け継いだ新世代のモデルたち
歴代車両実車詳解

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
  3. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
  4. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  5. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る