熱き昭和のホンダ車が集結…第3回ホンダクラシックミーティング

第3回ホンダクラシックミーティング
第3回ホンダクラシックミーティング全 48 枚

埼玉県朝霞市にある朝霞の森で4月28日、「ホンダクラシックミーティング」が開かれ、懐かしき昭和のホンダ車が勢ぞろいした。

ホンダの旧車修理・整備を行っている「ガレージサイコー」(さいたま市)の主催。2020年に越谷市のしらこばと公園で始まり、今回は会場を市民広場に移して3回目の開催となった。

開会式では富岡勝則朝霞市長やホンダテクニカルカレッジ関東(ふじみ野市)の勝田校長などがあいさつ。初回からの参加者たちはイベントの深まりに驚いていた。

参加規程は、昭和に生産されたホンダの4輪車と251cc以上のバイクというもの。4輪は70台、2輪は13台がエントリーした。

4輪は『T360』『N360』『Z』『S600』『S800』『シビック』『CR-X』『アコード』『プレリュード』など、2輪は『CB400FOUR』『SL360』『ゴールドウイングGL1000』など、懐かしい顔ぶれが並んだ。

中でも珍しかったのは、S600用をベースに開発された小型商用車『LM700』(1966年)。ライトバンながら直列4気筒DOHCエンジンを搭載するという、いかにも当時のホンダ車である。この個体は商用登録ではあるがステーションワゴンのようなデラックス仕様で、ラジオやヒーター、2段階ワイパーなどを標準装備。その隣にはなんとハンドメイドされたという『CB750 FOUR』のプロトタイプも展示され、LM700ともども来場者の熱い視線を浴びていた。

同様に本田宗一郎の想いが詰まった『1300』も、シングルキャブで100馬力の「77」(1969年)と、4キャブで115馬力の「99」(1969年)が参加。空冷エンジンや前輪駆動(FF)、4輪独立懸架など、独創的な技術が盛り込まれていたホンダ初の4ドアセダンだ。77のオーナーは「言われるほどピーキーではなく、トルクが太くて乗りやすい」と満足している様子だった。

この日は天候にも恵まれ、旧車ファンのみならず家族連れも多く来場。ガレージサイコーの川島剛社長は「ホンダ車に限らず、子供たちがバイクやクルマに興味を持てるようになってくれれば」と目を細めた。川島社長自ら食べ歩きをしながら交渉して来てもらったというキッチンカーは10店が並び、いずれも盛況。フリーマッケット4店も合わせ、終日にぎわった。

《嶽宮 三郎》

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