BMWモトラッド、「自動シフトアシスタント」発表

BMWモトラッドの「自動シフトアシスタント」
BMWモトラッドの「自動シフトアシスタント」全 4 枚

BMWモトラッドは、新しい「自動シフトアシスタント」(ASA)を欧州で発表した。このシステムは、クラッチとギアシフトの操作を自動化することで、シフトのダイナミクスを損なうことなく、ライディング体験を向上させるという。

自動シフトアシスタントは、従来のシフトアシスタントとは異なり、6速トランスミッションのクラッチとギアシフトを自動化する2つの電気機械式アクチュエーターを特徴としている。手動のクラッチ操作が不要となり、始動、停止、操縦が容易になる。

また、迅速かつ回転数と負荷に適応したシフトシーケンスにより、正確なギア変更が可能となり、ライダーの負担が軽減される。さらに、正確なクラッチ操作により、スロットルグリップとギアシフトレバーを通じてライディング体験をより簡単にコントロールできる。

「M」シフトモードでは、足でのギアチェンジが可能で、ライダーがいつギアを変えるかを決定できる。一方、「D」シフトモードでは、エンジン制御ユニットが自動的にシフトポイントを選択し、どちらのモードでも滑らかなトラクションの中断とともに、ギア変更を実現する。

例えば、シフトアップ時には、従来の手動クラッチ付きマニュアルトランスミッションに関連する衝撃が大幅に軽減され、ライダーと同乗者間のヘルメット接触のリスクもなくなる。ダウンシフトも、シャシーの乱れを最小限に抑えるように設計されている。

自動シフトアシスタントは、アクティブクルーズコントロールや前方衝突警告と組み合わせることで、機能のネットワーキングも実現し、モーターサイクルの未来を体現する、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る