【ジープ コマンダー 新型試乗】サイズから想像するよりもずっと親しみやすいジープ…島崎七生人

ジープ コマンダー リミテッド
ジープ コマンダー リミテッド全 17 枚

200台限定というジープ『コマンダー オーバーロード』が先ごろ登場。前回の限定車「ロンジチュード」(2023年6月)はFWDだったが、今回は現行の「リミテッド」をベースとし、オンデマンド方式の4WDで、2リットルディーゼルターボを搭載する。

【画像全17枚】

そのコマンダーのベース車に改めて試乗してみた。すると、よかった。

何はともあれ実用前提で日常使いで乗ってみたのだが、想像以上の扱いやすさは、おそらく誰もが乗れば実感するはずだ。

◆サイズから想像するよりもずっと親しみやすい

ジープ コマンダー リミテッドジープ コマンダー リミテッド

何を隠そう筆者もこれまで、「3列シートのジープかぁ」と、かつての箱形だった初代コマンダーを無意識にイメージしながら試乗の機会を逃していたのだが、実車と過ごして、大変遅ればせながら、日頃の取り回しもまったく苦にならないクルマであると感じた次第。

全長4770mm×全幅1860mm、全高1730mm、そしてホイールベースは2780mmと数字から想像するよりもずっと親しみやすいクルマだ。

インテリアの居心地もいい。同じアーキテクチャー由来の『コンパス』と共通項の多いインパネは、気取り過ぎず上質な設えだし、厚みのあるシートは、乗るたびにここに座るのが楽しみになる……そんなジープらしい仕上がり。

ジープ コマンダー リミテッドジープ コマンダー リミテッド

2列目は座面が高めで座面前後長(実測で510mmほど)で、足元も広くゆったりと座れる。我が家の乗り心地とNVH評価担当の柴犬のシュンの定位置はこの2列目だが、ここ最近の試乗車ではもっともカレにとっても居住スペースが広く、安楽な“試乗”が出来た模様。

一方で3列目シートは床が高く、さすがに膝を折り曲げた着座姿勢になるが、背もたれはリクライニングが効くし、この3列目があるありがたさは見逃せないはず。

◆ジープらしい愛おしい味わい

ジープ コマンダー リミテッドジープ コマンダー リミテッド

見逃せないといえば、ラゲッジルームのゆとりもならでは。とくに3列目を畳んだ状態なら前後長1080mmほど、幅990mmほど(いずれも実測値)と、言い訳なしのスペースが確保されている。

目下のリミテッドの搭載エンジンは2リットルのディーゼルターボ(170ps/35.7kg・m)で、これに9速ATの組み合わせ。アクセル操作に対してパワーのツキはやや鷹揚なところがあったり、音や振動も、今どきのSUVにはもっと静かでスムースな車種も決してなくはない。

が、洗練された内・外観に対して走りっぷりにオーセンティックさが感じられるところは、少なくとも筆者にはジープらしい愛おしい味わいに思える。

ジープ コマンダー リミテッドジープ コマンダー リミテッド

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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