ルノーの最上位SUVクーペ『ラファール』、300馬力の高性能PHEV登場

ルノー・ラファール の「E-Tech 4x4 300hp」
ルノー・ラファール の「E-Tech 4x4 300hp」全 5 枚

ルノーは5月16日、最上位SUVクーペ『ラファール』に、高性能プラグインハイブリッド車(PHEV)「E-Tech 4x4 300hp」(Renault Rafale E-Tech 4x4 300 hp)を欧州で設定すると発表した。

写真:ルノー・ラファール の「E-Tech 4x4 300hp」

このパワートレインは、「E-Techハイブリッド200hp」をベースにしており、リアアクスルに電動モーターと22kWhの大容量バッテリーを追加している。これにより、EVモードで最大100kmの走行を可能にした(WLTPサイクル)。

E-Tech技術により管理される内燃エンジンは、3つの電動モーターとバッテリーと連携して合計300hpの出力を発揮する。WLTPサイクルでの複合燃費は0.7リットル/100kmと効率的だ。

新型PHEVパワートレインは、1.2リットル3気筒エンジンに新しいターボチャージャーを組み合わせた。出力は150hpに、トルクは230Nmに向上している。内燃エンジンは3つの電動モーターと組み合わされ、合計300hpの出力を実現している。

電動モーターは、フロントアクスルが70hpのパワーと205Nmのトルクを発生する。リアアクスルのモーターは、136hpのパワーと195Nmのトルクを発生する。さらに、HSG(高電圧スタータージェネレーター)の電動モーターが、34hpのパワーと50Nmのトルクを発生する。

このエンジンとモーターの組み合わせにより、0-100km/h加速は6.4秒、80-120km/h加速は4.0秒。主要な2つのモーターは22kWh/400Vのリチウムイオンバッテリーで駆動され、HSG電動モーターは内燃エンジンの始動やギアチェンジの制御、バッテリーの充電をサポートする。

最大充電出力は7.4kW(32A)で、バッテリーの80%の充電には2時間10分、フル充電には2時間55分かかる。

《森脇稔》

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