本格クロカンでありながら、ファッショナブルなライフスタイルヴィークルとしても絶大な人気を誇るスズキ『ジムニー シエラ』。多彩なカスタムパーツも出回っているが、豊かな発想力と高いクオリティで絶大な支持を集めているのがDAMD(ダムド)のボディキットだ。
![DAMD little 5. <cinq> / little Δ. <delta>](https://response.jp/imgs/fill2/2009137.jpg)
そんなダムドの新たなチャレンジが『little Δ.』(リトル・デルタ) と『little 5.』(リトル・サンク) の2台。世界のラリーフィールドで活躍したスーパーハッチバックをモチーフに、夢のクロスオーバーを生み出した。
まさに赤い閃光、ラリー界の歴史に残る名車『ランチア・デルタ』
![DAMD little Δ. <delta>](https://response.jp/imgs/fill2/2009154.jpg)
日本ではこれまで幾度か、イタリア車がブームの主役になってきた。その最たるものはもちろん1970年代のスーパーカーで、その後アルファ ロメオ156やフィアット500といった量販車が売れまくる時期を迎えたが、それらの狭間にカルト的な人気を得たイタ車があった。それがリトル・デルタのインスピレーションの源になったランチア『デルタ』である。
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もとは1979年に登場した、ライバルより高級な仕立てが売りのCセグメント。イタルデザインによるハッチバックボディは、ジョルジェット・ジウジアーロの作品らしい端正なルックスだったが、あくまで量販5ドアにすぎなかった。ところがランチアはこのデルタをWRCへ投入するべく、過激なホモロゲーションモデルを開発。4m足らずのFF車をベースに、2.0リットルのツインカムターボや4WDなどを詰め込んで、グループAの覇者を目指した魔改造を図る。
![DAMD little Δ. <delta>](https://response.jp/imgs/fill2/2009178.jpg)
165ps/26.5kgm (オーバーブースト時は29.0kgm )のHF 4WD から、2年後には185ps・31.0kgmのHFインテグラーレへ進化し、エンジン出力の増加に伴いワイド化したタイヤをカバーするブリスターフェンダーが特徴的なボディとなる。翌年登場した16vでは、丸形4灯ヘッドライトの隙間までをグリル化しルックスはいかにも戦うクルマ。それでいてアルカンターラや高級ブランドのミッソーニ製ファブリックを用いたインテリアを備えるというギャップは、ラリーマニアに限らず多くのファンを釘付けにした
仕上がりはインテグラーレ (完璧)!デルタとジムニーが見事に調和する
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リトル・デルタはそんなデルタHFインテグラーレのエッセンスを、ジムニーのボディへまとわせている。地を這うようなハッチバックベースのラリーカーと、ハイトなSUVであるジムニーシエラがうまく調和するのか…?という疑問を抱きつつ対面したが、全くの取り越し苦労でイタリア語で“完全”を意味するインテグラーレの名を冠したいくらいの仕上がりだ。
![DAMD little Δ. <delta>](https://response.jp/imgs/fill2/2009185.jpg)
イタリアンレッドのボディには、日本向け最終限定モデルのコレッツィオーネを思わせるストライプが走り、このカラーリングだけでもデルタが現役だった頃の熱狂が呼び覚まされる。丸形4灯ヘッドライトとクローム仕上げの2分割グリルは、イタリアの高級ブランドがコンペティティブに仕立てたマシンの雰囲気をかなりうまく再現している。
![DAMD little Δ. <delta>](https://response.jp/imgs/fill2/2009160.jpg)
![DAMD little Δ. <delta>](https://response.jp/imgs/fill2/2009166.jpg)
開口部を多く設けたバンパーには、イエローレンズのフォグランプをインサート。これまた、往年のラリーカーを彷彿させるディテールだ。それに連なるオーバーフェンダーの造形もまた秀逸。ジムニーシエラのクロカン然としたアーチよりもボディとの一体感を強めた、ブリスター風のなめらかなラインは、スポーティでエクスクルーシブなアピアランスを主張する。
![DAMD little Δ. <delta>](https://response.jp/imgs/fill2/2009164.jpg)
そしてデルタ好きなら心を掴まれそうなのが、ルーフエンドにそびえ立つリアスポイラーだ。デルタの角度調整式リアスポイラーは、92年のエヴォルツィオーネで追加されたアイテムだが、これをラリーマシンのごとく立てるのはもはやお約束ともいえる。リトル・デルタでも、デルタのトレードマークのようになっているこのスタイルを当然ながら再現。また、リアのフェンダー後端とバンパーには、80~90年代のスポーツモデルを思わせるブラックのスリット風デザインを施した。
![DAMD little Δ. <delta>](https://response.jp/imgs/fill2/2009122.jpg)
インテリアには、深紅のボディと相性抜群なブラウンレザーを用いたバケットシートを装着。この組合せはかつての本家デルタHFインテグラーレ思い出し気分が上がったのだが、その上質感ある色合いは、様々なボディカラーともマッチしそうだ。際立つ個性的なスタイリングを鮮やかなイタリアンカラーで彩るもよし、ラリーに想いを馳せてレプリカカラーに仕上げるもよし。胸に抱く人それぞれのデルタのイメージを、リトル・デルタは受け止めてくれるだろう。
OZからジムニー専用のラリーレーシングが登場!アピオxヨシムラのマフラーなどカスタムパーツ次第でさらに自分仕様に
![DAMD little Δ. <delta>](https://response.jp/imgs/fill2/2009125.jpg)
そんなリトル・デルタをよりアグレッシブに引き立ててくれるアイテムが、今回は用意されていた。それは足元のホイールでイタリア・OZ社の代表作である「Rally Racing」(ラリー・レーシング) だ。グループAのデルタがWRCを席巻していた頃に登場し、ブレーキ保護に配慮した実戦的なディッシュタイプで、ラリーマシンに多数採用されたことでも知られる。
![DAMD little Δ. <delta>](https://response.jp/imgs/fill2/2009168.jpg)
ダムドではリトル・デルタ/サンクの開発にあたり、OZ社へコラボを直談判で提案。見事にそのアイデアが本国のお眼鏡に叶い、今回のコラボが特別に実現したという。最初期モデルのデザインを復刻しつつ、最新技術を用いてジムニー専用サイズのスペックに仕立てた。
![DAMD little Δ. <delta> / little 5. <cinq>](https://response.jp/imgs/fill2/2009144.jpg)
カラーは3色展開で、ラリー・レーシングの代名詞ともいえるレッドレタリングのレースホワイトのほか、ダークグラファイトとマットブラックも設定。今回は右側にレースホワイト、左側にマットブラックを装着。インパクトの強いデザインと広い塗装面は、ボディカラーとのコーディネートで表情の変化がおおいに楽しめそうだ。
![DAMD little Δ. <delta>](https://response.jp/imgs/fill2/2009170.jpg)
そして爽快な排気音を響かせていたマフラーはヨシムラ製。二輪車では知らぬもののないチューニングメーカーが、有名なジムニー専門店のアピオとコラボしたアイテムで、レーシーなスタイリングに劣らぬサウンドを味わえる。ぜひともボディキットと合わせて装着したい。
全国400店舗以上の安心なネットワークで購入できる!ダムドのクルマはコンプリートカーがおすすめ
![DAMD little Δ. <delta>/ little 5. <cinq>](https://response.jp/imgs/fill2/2009176.jpg)
ここまで紹介してきたリトル・デルタ、そして同時にリリースされるリトル・サンクのおすすめの購入方法をご紹介。それはカスタムコンプリートカーとして、まるっとこのままの姿で乗り出すことだ。
![近くの実車展示ディーラーで、まずは気軽に“見て・触れて”ほしい](https://response.jp/imgs/fill2/2009180.png)
どこで手に入るの?と思ったあなたもご安心を。ダムドでは全国400店舗以上をネットワークする車両販売協力店で、実際に見て購入もできるので、まずは近くのショップでクルマをみてみよう。
![DAMD little Δ. <delta>](https://response.jp/imgs/fill2/2009129.jpg)
近年では再評価の動き著しい80、90年代の自動車デザイン。そんな中でも欧州を代表する、上質さと勇猛さが同居する名車のエッセンスをまとった『little Δ.』と『little 5.』は、都会派ユーザーのニーズに応えてくれる。これまでとは一線を画する、ジムニーの新次元カスタムに注目だ。
イタリアンレッドな赤い閃光!『DAMD little Δ.』の詳細はこちら