アイシンの第3世代eアクスルとフルドライを目指す電動ディスクブレーキ…人とくるまのテクノロジー展 2024

アイシンの第3世代eアクスル。従来品より容積で半分以下をめざしている
アイシンの第3世代eアクスル。従来品より容積で半分以下をめざしている全 6 枚

アイシンは5月22日にパシフィコ横浜で開幕した「人とくるまのテクノロジー展 2024 YOKOHAMA」にて、「Xin1」を謳うeアクスルを展示していた。これはブルーネクサスによる第2世代のeアクスルの後継となる第3世代の製品に相当する。開発中なので、詳細スペックは公開されていないが、モーター出力は80kWクラスを想定している。

第1世代はトヨタ『bZ4X』に採用されているeアクスル。すでに量産され製品に利用されている。第2世代はこれをさらに小型、高効率化をめざしているもので、2025年ごろに市場投入が予定されている。第2世代は商用車向けの利用も視野に入っており、小型化だけでなく高出力や高信頼性も追及している。

第3世代は、第2世代の正常進化を進め本格的な電動車時代に備えるものだ。第3世代のXin1では、モーター、インバーター、ギアボックスの3つ(3in1)に加え、電力変換器、熱マネジメント機能、統合制御機能なども一体化する。電力変換や統合制御部分は、各機能をどのように数えるかで変わってくるが、8ないし9のユニットを一体化するとしている。オンボードチャージャーやDC/DCコンバーターなども当然含まれる。

第2世代(右奥)と第3世代(左手前)の比較

《中尾真二》

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る