ジェイテクトのeアクスル用同軸減速機と収納式ヨークハンドル…人とくるまのテクノロジー展2024

同軸上に減速機とディファレンシャルギアを一体化したeアクスル
同軸上に減速機とディファレンシャルギアを一体化したeアクスル全 13 枚

ジェイテクトの人とくるまのテクノロジー展2024における出展テーマは「地球にやさしいモビリティへの提案(CO2の削減)」「物流ドライバーの負荷軽減の提案」「楽しく快適な移動時間の提案(自動運転支援)」の3つ。

CO2削減では各種電動化技術、物流問題はバイワイヤー技術によるドライバーの負荷軽減、自動運転支援はレベル4自動運転を含むドライバー空間への新しい提案となっていた。水素燃焼エンジンの部品についても新しい展示もあった。

ジェイテクトはeアクスル向けの変速機やディファレンシャルギア、軸受などの製品技術を持っている。また水素燃料電池車『MIRAI(ミライ)』の高圧バルブ・減圧バルブをも手掛けている。各種電動化技術によって、カーボンニュートラルに取り組んでおり、すでに「JTEKT Ultra」シリーズとして、小型軽量、高効率なディファレンシャルギア、ベアリング、シールなどをラインナップしている。

新製品として遊星歯車を使った減速機+ディファレンシャルギアボックスを展示していた。eアクスルの出力軸には、左右輪の回転差を吸収する差動機構が必要になる。また、後退ギアおよび高速走行のためにギアボックスも必要だ。これを遊星歯車によって出力軸と同軸に配することで、eアクスルの小型・軽量化に貢献するものだ。

同軸上に減速機とディファレンシャルギアを一体化したeアクスル

ディファレンシャルや減速機の部分は、既存技術が適用できるので、量産を含めて製品化に問題はないという。展示品は小型乗用車を想定したものだが、減速機等はOEMのニーズに合わせて用意できるので商用車への対応も可能だという。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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