アンシスが「Ansys GPT」などAIを使った新技術を紹介、変わりつつある開発現場の最先端とは…人とくるまのテクノロジー展2024

アンシス・ジャパン ブース(人とくるまのテクノロジー展2024YOKOHAMA)
アンシス・ジャパン ブース(人とくるまのテクノロジー展2024YOKOHAMA)全 9 枚

シミュレーションソフトウェアを手がけるアンシス・ジャパン人とくるまのテクノロジー展2024 YOKOHAMAにて、AIを使った新しいシミュレーション技術などを紹介。次世代の開発環境をサポートする先端技術を展示した。

Ansys(アンシス)のブースで大きくプッシュされていたのが「Ansys AIに」よる開発の最適化だった。Ansys AIには大きく分けて3つの技術要素があるのだが、その1つが「Ansys GPT」。その名の通りChatGPTテクノロジーを利用して、解析業務をバーチャルアシスタントがサポートしてくれる機能だ。

GPTは過去のデータを学習して予測や推測ができる言語モデルであるが、そこにアンシスがこれまで長年にわたって蓄積してきたさまざまなシミュレーションデータを学習させることで、開発時のシミュレーションをよりスピーディに、特別なスキル無しでも実施できるようにサポートするのが狙い。シミュレーション用に作成したプログラミング言語に対するアドバイスなど、かなり詳細なサポート態勢が整っているのも同システムの特徴だ。従来はシミュレーションの分野は、そのジャンルに精通したエキスパートなスタッフだけが手がける作業だったが、Ansys GPTを利用することで、より幅広いスキルの作業者がシミュレーションを実施できるようになることを目指しているという。


《土田康弘》

アクセスランキング

  1. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  2. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  3. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
  4. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  5. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
ランキングをもっと見る