アンシスが「Ansys GPT」などAIを使った新技術を紹介、変わりつつある開発現場の最先端とは…人とくるまのテクノロジー展2024

アンシス・ジャパン ブース(人とくるまのテクノロジー展2024YOKOHAMA)
アンシス・ジャパン ブース(人とくるまのテクノロジー展2024YOKOHAMA)全 9 枚

シミュレーションソフトウェアを手がけるアンシス・ジャパン人とくるまのテクノロジー展2024 YOKOHAMAにて、AIを使った新しいシミュレーション技術などを紹介。次世代の開発環境をサポートする先端技術を展示した。

Ansys(アンシス)のブースで大きくプッシュされていたのが「Ansys AIに」よる開発の最適化だった。Ansys AIには大きく分けて3つの技術要素があるのだが、その1つが「Ansys GPT」。その名の通りChatGPTテクノロジーを利用して、解析業務をバーチャルアシスタントがサポートしてくれる機能だ。

GPTは過去のデータを学習して予測や推測ができる言語モデルであるが、そこにアンシスがこれまで長年にわたって蓄積してきたさまざまなシミュレーションデータを学習させることで、開発時のシミュレーションをよりスピーディに、特別なスキル無しでも実施できるようにサポートするのが狙い。シミュレーション用に作成したプログラミング言語に対するアドバイスなど、かなり詳細なサポート態勢が整っているのも同システムの特徴だ。従来はシミュレーションの分野は、そのジャンルに精通したエキスパートなスタッフだけが手がける作業だったが、Ansys GPTを利用することで、より幅広いスキルの作業者がシミュレーションを実施できるようになることを目指しているという。


《土田康弘》

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