ランチア『イプシロン』新型がヒストリックレースのペースカーに… 「ミッレミリア」は6月開催へ

ランチア・イプシロン 新型の48Vマイルドハイブリッド
ランチア・イプシロン 新型の48Vマイルドハイブリッド全 5 枚

ランチアイプシロン』新型が、6月にイタリアで開催される「第42回ミッレミリア」のサポートカーに起用される。ランチアが5月22日に発表した。

「ミッレミリア」は、1927年に始まったイタリアの伝統的公道レースだ。北部のブレシアを起点にローマへ南下し、再び北上して、ブレシアでゴールする。総走行距離が1000マイル(約1600km)であることから、ミッレミリアと呼ばれる。

ミッレミリアは1957年に起きた大事故により、その後のレース開催が中止されたが、1977年に復活した。現在はクラシックカーが往年の姿のまま出走するエキシビション(タイムトライアル)レースとして、人気を集めている。

4代目となる新型イプシロンは、13年ぶりにモデルチェンジを受けて登場した。パワートレインには、EVと48Vマイルドハイブリッドを設定している。EVパワートレインのモーターは、最大出力156hp、最大トルク26.5kgmを発生する。バッテリーの蓄電容量は51kWh。Bセグメントのプレミアムハッチバックとしては、クラス最大級という。この効果で、WLTP複合サイクルの航続は、1回の充電で最大403kmを可能にする。

ランチアが属するステランティスの充電システム「Free2move Charge」によって、ユーザーの充電を支援する。急速充電を利用すれば、バッテリー容量の80%をおよそ24分で充電できる。航続100km分のバッテリーを充電する時間は、およそ10分だ。

48Vマイルドハイブリッドは、最大出力100hpを発揮する1.2リットル直列3気筒ガソリンエンジンに48Vのリチウムイオンバッテリー、6速「e-DCT」トランスミッションを組み合わせたものだ。このe-DCTトランスミッションには、電気モーターが組み込まれている。ベルト・スターター・ジェネレーターも搭載する。0~100km/h加速は9.3秒、最高速は190km/hとしている。

《森脇稔》

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