【ニュル24時間予選レース】トーヨータイヤがワンツーフィニッシュ達成!ニュル24時間耐久レース優勝に向けて「PROXES Slicks」が躍進

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ADAC 24h Nürburgring Qualifiers
ADAC 24h Nürburgring Qualifiers全 64 枚

毎年5月から6月頃に開催され、世界で最も過酷と呼ばれる24時間耐久レース。それがドイツ・ニュルブルクリンクで開催される「ADAC RAVENOL 24h Nürburgring」(ニュルブルクリンク 24時間耐久レース) だ。その前哨戦となる、「ADAC 24h Nürburgring Qualifiers」(ニュル24時間予選レース) が4月13日、14日にダブルヘッダーで開催された。

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TOYO TIRES(トーヨータイヤ)」がサポートする「TOYO TIRES with Ring Racing」は、SP10クラスにトヨタGRスープラ GT4 EVO』(#170、#171) の2台体制で参戦。見事に第1レースでは優勝&2位というワンツーフィニッシュを果たし、第2レースでも#171が2位という素晴らしい成績を残した。

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#171には、ニュルマイスターでお馴染みの木下隆之選手がドライバーとして参戦。前週のNLS第1-2戦に続いて、ニュル24時間予選レースでも連続2位表彰台という際立つ走りを見せてくれた。今回はニュル24時間予選レースとともに、強さの秘密である「PROXES Slicks」の進化に注目してレポートする。

第1レースでワンツー、第2レースは2位でフィニッシュ!“グリーン・ヘル”を2台の青いGRスープラが駆け抜ける

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4月13日に開幕した、ニュル24時間予選レースの第1レース。今回は第1レースが17時30分スタートのトワイライトレース、第2レースが13時スタートのデイレースとなり、チームもそれぞれのコンディションにアジャストすることが求められた。

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参戦するSP10クラスには、ポルシェケイマン GT4RS』、アストンマーティンヴァンテージAMRGT4』、BMWM4 GT4』と世界のスーパーGT4マシンがエントリー。まさに、しのぎを削る激戦のクラスだ。

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第1レースは夕暮れにスタート、完全に真っ暗ではないが、夜に向けて日差しが沈んでいく状態のなかゴールを迎え、コースも幻想的な雰囲気につつまれた。トラフィックの多い予選セッションだった影響もあり、#170が4位、#171が7位からのスタートとなった。

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序盤で順位を上げてきた2台は、3位4位をランデブー走行。その後ピット戦略で#170が逆転し1位、#171も3位につける理想的なレース展開に。そしてそのまま#170が逃げ切り優勝、ジリジリと2位の車両を追い詰めて逆転した#171が2位を獲得し、ワンツーフィニッシュを決めた。

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翌日の第2レースでは、#170にマシントラブルが発生。残念ながらレース中の修復は難しくDNFとなる。一方で朝の予選でクラッシュしてしまった#171は万事休すかと思われたが、Ring Racingメカニック陣の素晴らしいチームワークでマシンを修復、クラス最後尾からの出走が叶った。

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スタートドライバーを務めたTischner(ティシュナー)選手の激走で一気にポジションをジャンプアップ。その後もストラテジーがピタッとはまり、着実に順位を上げるレース展開。そしてアンカードライバーとして4位で交代した木下選手は素晴らしい走りを見せ先行する2台をパス、最終的に2位でフィニッシュを果たし、見事に2戦連続で2位表彰台を獲得した。

ライバルチームを出し抜く木下選手のドライビングが光る、ストラテジーの重要さも実感

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今回のニュルブルクリンク4連戦を経て、多くの収穫があったという木下選手。また確かなタイヤの進化を感じられたと話すUwe(ウヴェ)監督とともに、レースを振り返ってそれぞれコメントを伺った。

TOYO TIRES with Ring Racing 木下 隆之選手TOYO TIRES with Ring Racing 木下 隆之選手

木下隆之選手
「NLS1-2でレースの流れや雰囲気を改めて思い出したところで、ニュル24時間予選レースはトップを目指して走りました。やはりどのチームも5周程度でタイヤのタレが来るので、いかにドライビングで差をつけるのかがポイントです。NLS1-2ではこちらも熱くなった部分はミスドライビングだったので、修正して後半で逆転できるようにタイヤをマネジメントすることを心がけました」

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「特にライバルチームはストレートの速い車が多いので、バックストレートで逆転されないようにインフィールド区間でマージンを作ってスリップに完全に入らせないようにコーナーを攻めました。加えて、相手にブロックラインを取らせてタイヤを使わせながら、こちらはタイヤを温存する走りが功を奏したと考えています」

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「ストラテジーも見直すことで、コース上以外でもラップタイムを稼ぐことができました。ニュルはコース全長が非常に長くコード60やSCの影響が大きいので、イエローが多い場合は早めのピットインで時間を稼ぐことも重要だと感じました。24時間レースでは今回のようにレース全体の流れに合わせたストラテジーの変更、そしてこれまでの経験から上手くタイヤをマネジメントすることで、優勝を目指して頑張りたいと思います」

TOYO TIRES with Ring Racing Uwe Kleen監督TOYO TIRES with Ring Racing Uwe Kleen監督

Uwe Kleen監督
「24時間耐久レースの前哨戦、第1レースでワンツーフィニッシュを果たし最高の結果になったと感じています。第2レースでは残念ながら#170はトラブルがありましたが#171が2位を獲得し、週末を通して2台ともに良いパフォーマンスを発揮していたと手応えを感じています」

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「今回のレースを含めて、これまでのレースでも『PROXES Slicks』は力強い走りで我々を支えてくれています。また、次に控えている24時間耐久レースは、今シーズン我々が特に重要視しているレースです。今回のレースで見つかった課題を解決し、万全の体制で本戦に挑みます」

強烈な速さを見せる「PROXES Slicks」ニュル24時間耐久レースではこれまでの集大成となる新スペックを投入

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特に今シーズンは開幕から、調子の良い走りを見せるトーヨータイヤ陣営。そこでその走りの秘密はどこにあるのか、TOYO TIRE株式会社 技術開発本部 OEタイヤ開発部 MS商品開発グループ光延 裕紀氏に話を伺った。

TOYO TIRE株式会社 技術開発本部 OEタイヤ開発部 MS商品開発グループ 光延 裕紀氏TOYO TIRE株式会社 技術開発本部 OEタイヤ開発部 MS商品開発グループ 光延 裕紀氏

「今回は去年までの課題をつぶし込んだ新スペックを投入し、特にグリップ力の改善によってラップタイムの向上につながり、NLS1では優勝、NLS2は2位、そしてニュル予選レースではワンツーフィニッシュを記録しました。新スペックによって結果に結びついたのが大きな手応えです」

「ドライバー陣やUwe監督からも“全ての面でレベルアップしたタイヤだね”というコメントをもらっているので、着実なパフォーマンスの向上につながったと考えており、現時点でチーム体制・車両・タイヤのすべてにおいて充分にクラス優勝を獲得できるレベルにあると感じています。」

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「今後も継続的にパフォーマンスの向上を目指し、更にレベルアップしたタイヤにするべく作り込みを行っていきたいです。レースを通じて収集したドライバーからのコメントやラップタイムとタイヤの試験データを比較し、見つかった課題を様々なアプローチから解決していくことで、よりよいタイヤを投入したいと思っています」とのこと。

王者になる準備は万全!ニュル24時間耐久レースの優勝、NLSシリーズの年間チャンピオン獲得にも期待

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ここまで解説した通り、NLS第1-2戦とニュル24時間耐久予選レースを経てチームの士気はこれまでになく高まっている。5年目の挑戦となる今シーズンは、ステップアップした成績も欲しいところ。そこで今回のワンツーフィニッシュは、トーヨータイヤの長年の開発が正しい方向に進んでいたことを裏付けているに違いないだろう。

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今シーズンも開幕から非常に好調な走りを見せる#170、そして木下選手の光る走りとともに速さをみせる#171、この2台がニュル24時間耐久レースでどのような走りを見せてくれるのか楽しみだ。ニュルではミシュラン=絶対王者という認識は今も変わらず、参戦チームの多さや戦績をみても揺るぎのないことは事実。そんな絶対王者に対して風穴を開けるべく、トーヨータイヤの挑戦に期待が高まるばかり。

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トーヨータイヤは「PROXES Slicks」とともに、TOYO TIRES with Ring Racingの足元を強力にサポートする。速さだけでなく強さを身に着けた今、挑戦者から王者になる準備は整った。5月30日より開幕するニュル24時間耐久レースのスタートが今から待ち遠しくてたまらない。

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《取材協力:トーヨータイヤ》

《後藤竜甫》

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