トヨタ『ヤリスクロス』に「GR SPORT」、2種類のハイブリッド設定…欧州2024年型

トヨタ・ヤリスクロス GR SPORT の2024年モデル(欧州仕様)
トヨタ・ヤリスクロス GR SPORT の2024年モデル(欧州仕様)全 5 枚

トヨタ自動車の欧州部門は5月24日、『ヤリスクロスGR SPORT』の2024年モデルに、2種類のハイブリッドを設定し、現地で発売した。

写真:トヨタ・ヤリスクロス GR SPORT の2024年モデル(欧州仕様)

ヤリスクロスGR SPORTの2024年モデルには、従来の「ハイブリッド115」に加えて、「ハイブリッド130」を設定する。1.5リットル直列3気筒ガソリンエンジンには、大型でパワフルな電気モータージェネレーターを備えた新しいトランスアクスルを装備した。このハイブリッド130は、日本仕様のヤリスクロスGR SPORTには、搭載されていない。

ハイブリッド130では、パワー・コントロール・ユニット(PCU)が再チューニングされ、システム全体のパワーは116hpから130hpへと12%引き上げられた。モーターのトルクも全回転域でアップしており、最大トルクは14.4kgmから18.8kgmへと30%高められた。0~100km/h加速は10.7秒と、従来よりも0.5秒短縮。80~120km/hの追い越し加速も0.4秒速い8.9秒を実現した。

2024年モデルでは、騒音と振動を低減するためのさまざまな対策が追加されている。左側のエンジンマウントにダイナミックダンパーを追加し、インテークホースにレゾネーターを装着した。インナーダッシュサイレンサーを1層から3層構造に変更。カウルトップサイレンサーにフェルトを追加する。さらに、風切り音やロードノイズ対策として、フロントガラスとリアガラスに厚めのガラスが装備されている。

ダッシュボード中央のマルチメディアタッチスクリーンは、10.5インチに拡大した。また、ドライバー正面のコンビメーターは、12.3インチを装備する。スマート、カジュアル、スポーティ、タフの4つのスタイルから、好みの表示が選択できる。

《森脇稔》

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