[カーオーディオ 逸品探究]孤高のハイエンドライン、カロッツェリア『サイバーナビ』の凄さとは…。

カロッツェリア・サイバーナビ AVIC-CQ912lll-DC
カロッツェリア・サイバーナビ AVIC-CQ912lll-DC全 4 枚

カーオーディオ市場の中で特別な存在感を発揮する“逸品”を1つ1つ取り上げ、それらが“逸品”たり得ているゆえんを紐解いている当連載。今回は、これだからこその特長をさまざま備えるAV一体型ナビの傑作、カロッツェリアの『サイバーナビ』をクローズアップする。

【画像全4枚】

◆世界初の市販GPSカーナビは、「カロッツェリア」によって生み出された!

ところで、世界初の市販GPSカーナビゲーションを世に送り出したのは、何を隠そうこの「カロッツェリア」だ。1990年に『AVIC-1』をリリースし、世界をあっと驚かせた。なお品番の“AVIC”とは、Audio、Visual、Information、Communication、これらの頭文字だ。同社はカーナビを誕生させたそのときから、それが単なる道案内ツールにとどまらないことを示唆していたというわけだ。

なおこの“AVIC”という4つのアルファベットは、今も同社のすべてのAV一体型ナビの品番の最初に付けられている。

そして「カロッツェリア」は1995年に、ナビとオーディオメインユニットとを一体化させた新機軸機『AVIC-XA1』を発表し、いよいよ1997年には『サイバーナビ』の初代機を発売する。ちなみにそれには、世界初となるDVD-ROMが採用されていた。「カロッツェリア」は、家庭用のDVDプレーヤーが登場してまだ1年しか経過していないそのタイミングで早くも、これを心臓部に埋め込んだ次世代モデルを誕生させていた。

かくして『サイバーナビ』は以後も進化を繰り返し、さまざまな世界初やスペシャル機能を提示し続け、ハイエンドカーナビ市場をけん引してきた。

カロッツェリア・サイバーナビ AVIC-CL912lllカロッツェリア・サイバーナビ AVIC-CL912lll

◆現行品は8モデル構成。サイズ違いと「ネットワークスティック」の有無で機種展開!

さて、現行『サイバーナビ』の“凄さ”を解説するその前に、最新ラインナップを紹介しておこう。現在同シリーズには8モデルが居並ぶ。9V型、8V型、7V型200mmモデル、7V型180mmモデルの4タイプがあり、それぞれで「ネットワークスティック」を同梱するモデルとしないモデルとが用意されている。

で『サイバーナビ』は利点をさまざま備えているのだが、ここで注目したいのはそのオーディオ性能だ。『サイバーナビ』はその部分で、特に抜きん出た能力を発揮する。ポイントは2つある。1つは「素の音質性能が高いこと」で、もう1つは「高度なサウンドチューニング機能を有していること」だ。

それぞれの中身を解説していこう。まずは「素の音質性能が高いこと」について。『サイバーナビ』には代々、「カロッツェリア」が長年にわたり培ってきた音響分野での知見と技術とが注入されてきたが、昨年の10月にリリースされた現行モデルでは、そこのところが一層磨き込まれた。

高音質技術がふんだんに盛り込まれ、高音質パーツが潤沢に採用されている。結果、「史上最高」とのうたい文句どおりの高い音質性能の獲得に成功している。その実力の高さは、各所で話題となっている。

カロッツェリア・サイバーナビ AVIC-CW912lll-DCカロッツェリア・サイバーナビ AVIC-CW912lll-DC

◆2ウェイスピーカーの「マルチ制御&マルチ駆動」を行えるのは、『サイバーナビ』だけ!

続いては、「高度なサウンドチューニング機能を有していること」について説明しよう。『サイバーナビ』では「ネットワークモード」を選択できるようになっているのだが、この部分が他との大きな違いを生んでいる。というのも当モードを選択すると、フロント2ウェイスピーカーの「マルチ制御&マルチ駆動」を行えるようになるのだ。

「ネットワークモード」では、フロントスピーカーのツイーターとミッドウーファーに対して再生範囲の割り振りを行える。なので、分割された個々の信号に対してさまざまなサウンドチューニング機能を適応でき、各音楽信号をパワーアンプの個別のchにて増幅できる。ゆえに緻密なサウンド制御を実行でき、各スピーカーをトルクフルに駆動できるのだ。このようなことが可能なAV一体型ナビは、『サイバーナビ』をおいて他にない。

その上で『サイバーナビ』は車内をオンライン化でき、搭載されているブラウザにてYouTubeの視聴が可能となる等のスペシャルな機能もさまざま有する。

音にとことんこだわりたいと思ったら、そして車内エンタメ環境を充実させたいと思ったら、『サイバーナビ』が候補の筆頭に浮上する。チェックはマストだ。

《太田祥三》

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