ポルシェ『911カレラ』改良新型…空力と動力性能を向上させるデザイン[詳細画像]

911カレラ
911カレラ全 31 枚

ポルシェジャパンは2024年改良新型のポルシェ911カレラ』および『911カレラGTS』を発表し、5月29日より全国のポルシェ正規販売店で予約受注を開始した。

ポルシェは、注意深くターゲットを絞ったアップデートにより、911のエクステリアデザインを合理化した。対策のほとんどは、エアロダイナミクスと動力性能を向上させるものだという。

ヘッドライトは、特徴的な4灯のグラフィックスを備えたマトリックスLEDヘッドライトで、ここに各種ライト機能を統合した。フロントドライビングライトを省略したことで、車両のフロントに大型の冷却ベントを設けるスペースが生まれた。

911カレラGTSのフロントエンドには、外側から見える5つの縦に配置されたアクティブ冷却エアフラップと、両側に隠れたフラップがある。これらは状況に応じて空気の流れを制御する。必要なパワーが最小限の場合、フラップを閉めてエアロダイナミクスを最適化する。サーキット走行などパワーの要求が高い場合、フラップは大量の空気を車のラジエーターに送る。

リアのライトストリップのデザインは、リアエンドをより深く、より広く見せる。各サイド5枚ずつのフィンを備えたリアグリルは、リアウインドウに接続し、下の格納式スポイラーに溶け込むグラフィックユニットを形成している。専用のエグゾーストシステムは、ディフューザーフィンにエレガントに組み込まれている。

インテリアは2シーターが標準設計。追加料金なしで2+2も可能だ。コックピットのデザインは「ポルシェ・ドライバー・エクスペリエンス・コントロール」コンセプトに従って、ドライバーを中心とした直感的で素早い操作に重点を置いている。重要な操作スイッチはステアリングホイール上またはステアリングホイールの周囲に直接配置されている。ドライビングモードスイッチ、ドライバーアシスタンスレバー、そして911では初となるスタートボタン(もちろんステアリングホイールの左側)などがそうだ。センターコンソールの収納コンパートメントには、電磁誘導充電機能を備えたスマートフォン用のコンパートメントがある。

また911では初めてフルデジタルのメーターパネルが装備された。12.6インチの曲面ディスプレイは幅広いカスタマイズが可能だ。レブカウンターを中央に配した伝統的なポルシェの5連メーターにインスパイアされた、独自のクラシックディスプレイを含む、7種類の表示が可能だ。

ポルシェコミュニケーションマネジメント(PCM)システムは、10.9インチの高解像度センターディスプレイで操作し、ドライビングモードのカスタマイズ性やドライバーアシスタンスシステムの操作性が大幅に改善されている。


関連情報 > ポルシェジャパンが『911カレラGTS』改良新型の受注を開始…T-ハイブリッドシステム搭載、価格は2254万円から
https://response.jp/article/2024/05/29/382397.html

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る