アルファロメオ『ジュニア』が「ミッレミリア」に出走…イタリアを駆ける

アルファロメオ・ジュニア(ミッレミリア2024)
アルファロメオ・ジュニア(ミッレミリア2024)全 5 枚

アルファロメオは6月12日、イタリアで開幕したヒストリックレース「ミッレミリア」(1000 Miglia)に、コンパクトスポーツカーの『ジュニア』(Alfa Romeo Junior)を出走させた。

ジュニアには、ハイブリッドとEVが用意される。ジュニアのハイブリッドには、最大出力136hpの48VハイブリッドVGT(可変ジオメトリー・ターボ)アーキテクチャーを搭載する。可変ジオメトリー・ターボとタイミングチェーンを備えた3気筒1.2リットルのミラーサイクルエンジンを採用した。電気コンポーネントは、48ボルトのリチウムイオンバッテリーと21kWの電気モーターで構成され、6速デュアルクラッチギアボックスに組み込まれている。市街地走行の50%以上でEV走行が可能。駐車時の操作や市街地の低速走行だけでなく、都市部以外でも、低負荷状態で最高150km/hまでのEV走行を実現する。

一方、ジュニアのEVバージョンでは、アルファロメオは電気モーターと最新世代のバッテリーを組み合わせた新世代のEVパワートレインを開発した。高い出力とトルク、そして電気パワートレインの特別なキャリブレーションを施している。EVには、最大出力156hpのパワーバージョンも用意される。蓄電容量54 kWhのバッテリーは、エネルギー密度が高い。このリチウムイオンバッテリーパックは、WLTPサイクルで410kmの航続を確保し、市街地走行サイクルでは590kmを超える。DC100kWの急速充電ステーションでは、バッテリーを10~80%まで充電する時間はおよそ30分だ。

ミッレミリアは、1927年に始まったイタリアの伝統的公道レースだ。北部のブレシアを起点にローマへ南下し、再び北上して、ブレシアでゴールする。総走行距離が1000マイル(約1600km)であることから、ミッレミリアと呼ばれる。ミッレミリアは1957年に起きた大事故により、その後のレース開催が中止されたが、1977年に復活した。現在はクラシックカーが往年の姿のまま出走するエキシビション(タイムトライアル)レースとして、人気を集めている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 「赤色くるー!!」2026年モデルのカワサキ『エリミネーター』に熱視線!新カラー&グラフィック追加へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る